御朱印巡りにもおすすめ!千葉の歴史に触れる、バスと電車で行く東葛飾の日帰りコース
- 所要時間
- 約7時間
- 交通手段
- バス・電車・徒歩
一茶双樹記念館/流山市〔滞在時間:約1時間〕
四季の風情が美しい小林一茶ゆかりの地
一茶双樹記念館は、流山を第二の故郷として親しんだ小林一茶と、当地の実業家で俳人の秋元三左衛門との交友にちなんで建てられた市の指定記念物(史跡)です。
「我ときて遊べや親のない雀」などの句で知られる一茶は旅する俳人として各地を漂泊しましたが、中でも流山には50回以上も訪れ三左衛門との交流を深めています。秋元三左衛門はみりん醸造創設者の一人として知られる大商人でありながら俳句の才もあわせ持ち、双樹の俳号で一茶を物心共に支えた人物でした。その交流を今に伝えて往時の風雅をしのばせます。
敷地には秋元本家、双樹亭、一茶庵の三棟が軒を連ね訪れる人を出迎えます。枯山水の庭は心を落ち着かせ、園内の緑も四季折々に味わい深い趣を醸し出しています。館内の茶房では景色を愛でながらお茶が楽しめ、思わず一句ひねりたくなるかもしれません。
- 住所
- 流山市流山6-670-1
- 電話番号
- 04-7150-5750
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 月曜日、年末年始(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 徒歩で約10分
近藤勇陣屋跡/流山市〔滞在時間:約30分〕
近藤勇が生涯最後の陣を敷き、土方歳三と永遠の別れをした場所
幕末、流山は新選組局長の近藤勇と副長・土方歳三との別れの場所、最後の陣営地となりました。
近藤勇が流山を陣営地に選んだ理由は定かではありませんが、鳥羽伏見の戦いで官軍に敗れ最終目的地である会津へ向かうため官軍の手薄な道を選び、途中分散した同志を集め、新部隊を編制する目的で陣をしいたと考えられています。やがて、流山に集まっているとの情報を得た新政府軍に包囲された近藤勇は、「流山に兵火を上げることは町の人々を苦しめることになる」と流山を兵火に巻き込むことを嫌がり、1864年4月3日に自首。その後、板橋に護送されついには処刑されました。
毎年4月上旬には、その死を悼み「新選組まつり・勇忌」が行われ、多くの新選組ファンが訪れます。また現在、当時陣営地となった醸造業「長岡屋」は酒類問屋に、その跡地の陣屋跡は修繕工事中(完成未定)となっています。
- 住所
- 流山市流山2-109-9
- 電話番号
- 04-7168-1047
- 徒歩で約3分
流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムと葉茶屋寺田園/流山市〔滞在時間:約1時間〕
古民家を改装した国の登録有形文化財!万華鏡と日本茶を楽しめる
黒漆喰に磨き上げられ、国の登録有形文化財にも指定された土蔵造りの二階建て。それが流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムです。
明治の建物を平成に入ってリノベーションし、寺田園茶舗の名でお茶や乾物を販売していた店舗が昔ながらの趣は残しつつ現代風に生まれ変わりました。
見どころは何といっても万華鏡。ガラス玉の反射が生み出すめくるめく極彩色はのぞき込むたびに模様を変え、まるで異世界に迷い込んだような不思議な感覚に陥ります。展示の中心を占めるのは、流山市出身で世界トップクラスの万華鏡作家、中里保子さんの作品の数々。お気に入りが見つかれば購入することも可能です。
- 住所
- 流山市流山2-101-1
- 電話番号
- 04-7190-5100
- 営業時間
- 10:00〜17:00(葉茶屋寺田園はラストオーダー16:30)※営業時間は1階2階とも同じ
- 休業日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館。翌火曜日休館)、年末年始
※葉茶屋寺田園は月曜日(月曜日が祝日の場合は営業。翌日火曜日定休)
- ランチは1階の葉茶屋寺田園で!
流山市名物・みりんグルメ/流山市〔滞在時間:約1時間〕
葉茶屋寺田園一押しグルメ!酒・みりん料理
通称「みりん御膳」と呼ばれる人気メニュー「TERADAZEN」。みりんの力を生かし、砂糖や油不使用のヘルシー和膳。季節のおこわや季節の蒸し野菜をはじめ、白和えフルーツ添え、卵味醂(みりん)醤油漬け、ひとくち菓子など充実の内容です。このほか、同店では「流山みりんのパイ生地シュークリーム」や「流山みりんの米粉豆乳シフォンケーキ」も提供しています。
- 住所
- 千葉県流山市流山2-101-1
- 電話番号
- 04-7190-5100
- 営業時間
- 10:00〜17:00(葉茶屋寺田園はラストオーダー16:30)
- 休業日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は営業。翌日火曜日定休)
- 【ローカル線 流鉄で移動】電車で約35分
長谷山 本土寺/松戸市〔滞在時間:約1時間〕
松戸市内屈指の花の名所!別名「あじさい寺」として名高い日蓮宗の名刹
朱塗りの仁王門へと続く参道には、水戸光圀の寄進と伝えられる古松・老杉が植えられています。境内に入ると高さ約18mの五重塔が印象的。桜・楓などの古木とともに四季折々の空間を演出しています。
初夏に約50,000株のあじさいが境内を埋め尽くす光景はまさに圧巻!五重塔とあじさいの共演が美しく、花菖蒲とともに名所として知られています。
秋になるとたくさんの紅葉が赤色に染まり、境内はより一層風情豊かな彩りに。そのほか、梅や木蓮、コブシや藤、曼珠沙華などの花も見ることができ、年間を通して多くの参拝者が訪れます。
本土寺の宝物殿には、国指定重要文化財である「諸人御返事」や「大学三郎御書」など宗祖日蓮聖人ゆかりの書や「梵鐘」が収められています。
- 住所
- 松戸市平賀63
- 電話番号
- 047-346-2121
- 営業時間
- ・開門5:00~閉門17:00(最終16:30)
・有料参拝期間 開門9:00~閉門16:30(最終16:00)
・寺務所受付時間9:00~16:30 - 休業日
- 年中無休
- 電車で約35分
戸定が丘歴史公園(戸定邸・戸定歴史館)/松戸市〔滞在時間:約1時間〕
明治時代の徳川家ゆかりの邸宅と庭園を有する公園
水戸徳川家の11代当主である徳川昭武(あきたけ)ゆかりの公園で、「日本の歴史公園100選」に選出されています。
総面積約2.3ヘクタールの公園内には、ちば文化資産にも認定された戸定邸や国指定名勝となった美しい庭園のほか、戸定歴史館があります。
戸定邸は明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物。国の重要文化財にも指定されています。江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の弟である昭武が後半生を過ごし、慶喜も何度も訪れています。
戸定歴史館は、徳川家関連の資料や調度品を保存・公開。昭武が将軍名代として派遣されたパリ万博に関する資料や、戸定邸の歴史を語る文書などを展示しています。
公園内には紅白の梅や複数種の桜が植えられており、見頃になると多くの花見客が訪れます。木々が色づく季節には美しい紅葉の名所としても知られ、空気が澄んでいる冬には、高台からの眺望を楽しむことができます。
- 住所
- 松戸市松戸714-1
- 電話番号
- 047-362-2050
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館16:30まで)
※戸定が丘歴史公園は9:00から入園できます。 - 休業日
- 月曜日(祝日の場合にはその翌平日)
年末年始(12月28日~1月4日)
※戸定歴史館のみ、展示替え期間は休館になります。詳細は公式サイトでご確認ください。