<ちば文化資産>南房総の波と歴史に魅せられるダイナミックツアー
南房総の海に関係するちば文化資産を車でめぐるコースです。
まず館山市を代表する戦争遺跡の「館山海軍航空隊 赤山地下壕跡」へ。
全長は1.6km、そのうち250mが一般公開されています(現在、見学を一時休止しています。詳しくは館山市のHPをご覧ください。)。
四季折々の花が咲き誇る「城山公園」を散策し、山頂から市内と海を一望したら、東の外房方面に向かい「高家神社」へ。
日本で唯一、料理の神様を祀っている神社で、料理上達の御守りや限定高級しょうゆ「高倍」が購入できます。
海岸線を北上して、くじらがテーマの道の駅「和田浦WA・O!」に向かい、「くじらの竜田揚げ」などの珍しい一品を食すことができます。
ゴールは、新日本百景に選ばれている「仁右衛門島」へ手漕ぎ船で渡ります。
日蓮や源頼朝の伝説で知られる名勝で、「金銀針茄子(キンギンナスビ)」という珍しい植物も自生しています。
- 所要時間
- 約4時間50分
- 交通手段
- 車
- 富津館山道路富浦ICから約15分
館山海軍航空隊 赤山地下壕跡
全国的にも大規模の防空壕跡で、太平洋戦争の歴史を肌で感じよう 〈現在休壕中〉
【休壕のお知らせ】
現在、見学ルートのコンクリートモルタル吹付が一部剥落しており、あらためて見学ルートを調査・点検し、安全性が確認できるまでの間、休壕いたします。
再開時期は未定です。
館山市を代表する戦争遺跡として、史跡にも指定されている「館山海軍航空隊 赤山地下壕跡」は、全長約1.6kmと全国的にも大規模な防空壕です。
通常、大規模防空壕は、壕と壕の間に10〜20m程の間隔を設けて建設するのが一般的。しかし、赤山地下壕に至っては5〜10mと狭い間隔でつくられています。
資料がほとんど確認されておらず、つくられた時期についてははっきりしていません。しかし、建設に携わった人々の証言などから、アメリカ軍の空襲が激しくなった太平洋戦争の終わり頃から建設が開始され、終戦の日まで工事が続けられていたことがわかっています。
- 住所
- 館山市宮城192-2
- 電話番号
- 0470-24-1911
- 営業時間
- 9:30~16:00(受付は15:30まで)
- 休業日
- 毎月第3火曜日及び年末年始(第3火曜日が休日の場合はその翌日が休壕)
- 約5分
城山公園
「南総里見八犬伝」で知られる戦国武将・里見氏ゆかりの地、館山城跡
館山市街の南側丘陵に位置する城山公園。この地にはかつて戦国時代の武将、里見氏の居城がありました。現在は季節の移ろいとともに椿・梅・桜・ツツジなどの花木が次々と咲き、風情ある公園内を彩ります。
山頂にそびえる館山城では、「南総里見八犬伝」に関する資料展示と現在まで続く八犬伝の人気を紹介。天守からは鏡ケ浦の別名を持つ館山湾の素晴らしい景色を望めます。白砂利の枯山水や小流れなどを設けた風趣豊かな日本庭園が配され、茶室「雁月庵」を利用することもできます。中腹にある館山市立博物館本館と併せて、歴史ロマンあふれる公園内を散策してみてはいかがでしょうか。
館山市では毎年5月と7月に市内各所で富士山頂に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」を見ることができます。穏やかな東京湾越しの富士山と美しい夕日が織りなす神秘的な光景をひとめ見ようと遠方からも多くの人が訪れます。
- 住所
- 館山市館山362
- 電話番号
- 0470-22-8854
- 営業時間
- 館山城/9:00~16:45(最終入館16:30)
- 休業日
- 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
- 約20分
高家神社
日本で唯一、料理の神様!神事「庖丁式」で体感する日本料理の原点
漁師町の風情が今なお残る南房総市千倉町の小高い山裾に位置します。
日本で唯一、料理の神様である磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)を主祭神とし、天照大神・稲荷大神も併せ祀られています。
毎年5月、10月、11月に行われる特殊神事「庖丁式(ほうちょうしき)」は、日本料理の伝統を今に伝える厳粛な儀式。庖丁とまな箸を使い、食材には一切手をふれず鯉や真鯛、真魚鰹(まながつお)などを調理します。古式ゆかしい所作と庖丁さばきは、まさに熟練の技!食材を慈しみ真剣に向き合う日本料理の精神を垣間見ることができる、荘厳で美しい儀式をぜひご覧ください。
毎月17日には庖丁供養祭が行われ、調理師などの料理関係者が供養に訪れます。醸造業者や飲食店の繁盛祈願のほか、料理の腕前向上を願う人々も多く参拝する神社です。
- 住所
- 南房総市千倉町南朝夷164
- 電話番号
- 0470-44-5625
- 営業時間
- 境内見学自由
9:00〜17:00(授与所) - 休業日
- 無休
- 約20分
道の駅 和田浦WA・O!
潮騒かおる小さな漁師町「和田浦」で、のんびりとした休日を
食べて、歩いて、南房総らしい海辺の休日を楽しむことができる「道の駅 和田浦WA・O!」。直売所とおみやげ処では、地元の農家さんによる採れたて新鮮野菜から、南房総ならではの海産物・銘菓を販売。併設されている食事処「和田浜」では、和田浦名産の「クジラ」料理や、アジなどの地魚料理を堪能できます。
磯遊びや海水浴を楽しめる海岸までは徒歩約3分。潮の香りと浜辺に打ち寄せる波の音を感じられるでしょう。小さな漁師街「和田浦」には、今でも昔ながらの日本の原風景が残っています。ノスタルジック気分に浸りながら、のんびりとした休日を過ごすのにおすすめです。
※ちばまるしぇキャンペーン(2024/9/2~2024/12/2)の対象は、直売所&おみやげ処「みなみや」となります。
- 住所
- 南房総市和田町仁我浦243
- 電話番号
- 0470-47-3100
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 無休
- 約15分
仁右衛門島
花と美しい海に囲まれた自然の楽園
名勝仁右衛門島は、鴨川市太海浜にぽっかりと浮かんでいます。面積は約3万平方mと、県内最大。平野家一戸が住む有人島で、鎌倉時代の初代島主・平野仁右衛門にちなみ、その名が付けられました。伊豆・石橋山の戦いに敗れ逃れてきた源頼朝を仁右衛門がかくまったとの伝説があり、島にはその際に頼朝が隠れたとみられる洞窟があります。
仁右衛門島は、浜から手こぎの船で渡れる距離に位置しており、30分程度で1周することが可能。手つかずの自然が残っており、散策しながら四季折々の花や珍しい草木を見つけることができます。周辺の海は透明度が高く、磯遊びや海水浴、シュノーケリングもおすすめ。浅瀬や波が穏やかなスポットもあるので、お子様連れも安心です。
- 住所
- 鴨川市太海浜445
- 電話番号
- 04-7092-3456
- 営業時間
- 9:00〜16:00(変更する場合あり)
- 休業日
- 無休(荒天時休業)