秋の例大祭・庖丁式奉納(旧神嘗祭(かんなめさい))/高家神社
料理の神様を祀る神社で魚を捌く、平安時代のおごそかな儀式
高家神社は、日本で唯一料理の神様「磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)」を祀る神社。日本書紀にも記されているこの神様は、味噌や醤油などの神としても有名です。毎年10月17日の秋の例大祭では、平安時代の宮中行事を再現した「庖丁式」が奉納されます。これは烏帽子や直垂(ひたたれ)などの装束をまとった庖丁人が、いっさい手を触れずに真鯛などの魚を捌いていくというもの。庖丁と真魚箸(まなばし)だけを使って魚を捌く素晴らしい技と古式ゆかしい所作は、見ている側の背筋も伸びる厳粛さです。かつては神前で行われ、現在は一般公開もされているこの儀式。プロの料理関係者はもちろん、料理好きな多くの人が訪れます。
神社では「料理上達」のお守りや、庖丁式がモチーフの手ぬぐいも頒布。料理好きならぜひご利益をいただきたいところです。足を運び、新しい料理のインスピレーションを受け取ってはいかがでしょうか。
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