落花生掘りといえば千葉!おすすめのスポットを紹介します。
千葉県で落花生掘りができるおすすめスポットを紹介します。品種や収穫時期、掘り方、持ち物まで、落花生掘りを徹底解説!この記事さえ読めば、千葉県で落花生掘りを最大限楽しむ方法が分かるはず。
1.千葉県は落花生生産量が日本一!
千葉県は、国内での落花生収穫量が最も多く、シェアが約8割を誇る一大産地です。
その理由のひとつは、関東ローム層という火山灰地です。落花生の栽培に適した土壌条件が揃っていることもあり、現在では日本一の産地となりました。
2.千葉県で栽培されている主な落花生の品種とその収穫時期
・千葉半立:収穫時期は9月下旬~10月中旬
・ナカテユタカ:収穫時期は9月中旬~10月上旬
・郷の香:収穫時期は10月下旬~11月中旬
・おおまさり:収穫時期は10月下旬~11月中旬
・Qなっつ:収穫時期は9月下旬~10月中旬
また、例年9月中旬頃には「やちまた落花生まつり」が開催され、この時期にしか味わえない新鮮な落花生を味わうことができます。
3.落花生掘りができるおすすめスポット
落花生の収穫体験ができる施設を紹介します。
- 新井梨園(八街市)
- 落花生の生産量日本一を誇る八街市で、落花生、さつまいも、梨の栽培を行っている農園です。直売や地方発送も行なっており、落花生だけでなくさつまいもの収穫体験もできます。
・品種:おおまさり
・時期:9月下旬〜10月上旬
・料金:収穫体験1kg 1,000円
・予約 :043-443-8871
・所在地:八街市八街ろ56-127
・アクセス:南部地域ルート「上別所」より徒歩約25分
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 佐倉草ぶえの丘(佐倉市)
- キャンプ場、バーベキュー場、農業体験など、自然と触れ合える施設です。特に美しいバラ園は人気で、地元の新鮮な野菜や地元の酪農家が作ったアイスクリームも販売しています。落花生掘りとその他のアクティビティを同じ施設で楽しめるのが特徴です。
・品種:千葉半立ち
・時期:9月下旬~10月上旬
・料金:入園料 大人410円 / 小人100円 / 未就学児無料 / 5株300円
・予約:043-485-7821
・所在地:佐倉市飯野820 佐倉草ぶえの丘
・アクセス:内郷ルート内郷地区循環左回りを「佐倉市役所」下車、徒歩約1分
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 道の駅くりもと紅小町の郷(香取市)
- 予約なしでも収穫体験ができる道の駅です。
収穫体験で掘った落花生は、指定の袋に詰め放題で持ち帰れます。
・品種:郷の香
・時期:9月上旬〜下旬
・料金:1株/200円、詰め放題 小袋:1,000円 / 中袋2,000円
・予約 :電話0478-70-5151
・所在地:香取市沢1372-1
・アクセス:JR成田線空港第2ビル駅から栗源行バス「道の駅くりもと」下車すぐ
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 成田ゆめ牧場(成田市)
- 動物との触れ合いや収穫体験が楽しめる牧場です。乳搾り教室、ミルクアイスやバター作り教室などの体験メニューも豊富。園内では乗り物に乗ったり、牧場ならではの遊具を楽しんだり、ファームカフェやキャンプ場もあるので一日中遊ぶことができます。
・品種:千葉半立
・時期:10月上旬〜下旬
・料金:2株600円(牧場入場料が別途必要)
・予約:予約なしで当日先着順
・所在地:成田市名木730-3
・アクセス:<車で>圏央道「下総IC」から車で約2分、<電車で>JR成田駅東口、JR成田線滑河駅から無料送迎バスに乗車
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 小山農園(成田市)
- 落花生掘りだけでなく、春のたけのこ掘りや、秋のさつまいも掘り・栗拾いなど、自然と触れ合える収穫体験が楽しめます。減農薬なので、子どもにも安心して食べさせられるのがうれしいポイント!
・品種:ナカテユタカ、おおまさり
・時期:9月上旬〜10月下旬
・料金:入園料300円 ※別途、収穫量により料金が発生します。
・予約:メール(koyama@koyama.noen.biz)
・所在地:成田市十余三151-6
・アクセス:東関東自動車道「大栄IC」から車で7分
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 農業公園 ぽんぽこ村(木更津市)
- 都心から1時間で行ける体験型農園で、農作物の収穫だけでなく、花も楽しめるのが特徴です。
落花生のほか、さつまいも、なす、レタス、ブロッコリーなど、同じ時期に旬を迎える野菜の収穫も一緒に体験することができます。
・品種:おおまさり
・時期:10月
・料金:大人 3,850円(中学生以上) 小学生・幼児無料
・予約 :予約必須 電話090-1466-7843、メール(info@ponpokomura.com)
・所在地:木更津市牛袋野506
・アクセス:アクアライン連絡道「袖ヶ浦IC」から車で約1分、海ほたるから車で約15分
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
- 有野実(ありのみ)ファーム/山武市
- 1年を通して収穫体験ができる施設で、農園リストランテやオートキャンプ場も併設されています。落花生掘りの季節には、里芋やさつまいもの収穫体験もできます。
・品種:おおまさり
・時期:9月
・料金:2,000円〜3,000円(収穫できる野菜の種類によって変動)
・予約:電話0475-89-1719
・所在地:千葉県山武市板中新田224
・アクセス:<車で>東関東自動車道「酒々井IC」から約20分、<電車で>JR総武本線八街駅からタクシーで20分
※営業日時や料金などの詳細は随時変更されます。訪れる際には、必ず最新の情報を確認してください。 - 詳細を見る
4.落花生掘りスポットMAP
- 新井梨園(八街市)
- 佐倉草ぶえの丘
- 道の駅くりもと 紅小町の郷
- 成田ゆめ牧場
- 小山農園(成田市)
- 農業公園 ぽんぽこ村(木更津市)
- ありのみファーム
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5.落花生の掘り方
落花生掘りができるのは、例年9月中旬~11月中旬になります。(地域や品種によっても多少異なります。)
葉が黄色くなり始め、地面に近い茎が枯れかけている状態が収穫のサインです。
【落花生の掘り方】
1. 落花生の株の周囲を、スキップやクワを使ってゆっくりと掘り進めます。根元が出てきたら、株を握ります。
2. 株を引き上げる際は、ゆっくりと根から掘り上げます。無理に引っ張らないように注意しましょう。
3. 掘り上げた落花生は、泥を落とし、風通しの良い場所で乾燥させます。その後、収穫した落花生を保存し、美味しくいただきましょう。
【美味しく食べるためのコツ】
生落花生は酸化しやすいので、収穫したあとは、すぐに茹でることが一番のポイント!
落花生掘りの服装・持ち物
・服装は、長袖長ズボンがおすすめ。
・直射日光を避けるための帽子。
・土で汚れてもよい服装。
・着替え。
・足元は長靴かスニーカーで、手の保護のために手袋を用意してください。
・持ち帰り用の袋もあると便利です。
6.落花生の保存方法
落花生は適切な保存方法を実践することで、風味を保ちながら長期間保存できます。
ポイントは以下の4つ!
最後までおいしく楽しむために、適切な保存方法を心がけましょう。
①乾燥していることが重要です。
湿度が高いとカビが発生しやすくなるため、風通しのよい場所に保管しましょう。密閉容器やジップロックを用いても空気や湿気に触れる機会を減らせます。
②直射日光と極端に高温・低温となる場所を避けましょう。
十分に乾燥させた落花生を冷蔵庫で保存するのもひとつの手です。ただしその場合は、湿気を吸ってしまわないよう十分に密閉することを忘れないようにしましょう。
③複数回に分けて食べる場合は、毎回食べる分だけを取り出してください。
④冷凍する場合は、あらかじめ炒っておくと、風味が長持ちします。
7.落花生の食べ方
落花生は、いくら新鮮でも生のまま食べることはできません。はじめに茹でる、炒るなどの調理を行いましょう。
ゆで落花生
自分で収穫した落花生は、スーパーで購入するものと違って泥が多くついてるので、まずはそれをきれいに洗い流してください。
洗い終えたら、鍋に水と水の量の3〜4%の塩を入れて茹でます。30分ほど茹でたら加減をチェック。しっかり茹で上がっていれば完成です。
炒り落花生
茹でる場合と同じく、よく洗い、フライパンに落花生を入れて火をつけます。弱火にして、木べらで混ぜながら30分程度炒ったら完成です。
仕上げにお好みで塩を振ってお召し上がりください。
落花生のレシピ1:バターピーナッツ(バタピー)
落花生(ピーナッツ)の食べ方の定番です。小腹を満たすおやつや、酒のおつまみにもぴったり。炒りたてが絶品なので、ぜひ挑戦してみてください。
<用意するもの>
落花生:適量
バター:適量(落花生100gあたり10〜15gが目安)
塩:適量
<手順>
1. 殻を剥いてフライパンで5〜10分ほど、焼き色が付くくらいまで炒めます。
2. 粗熱が取れたら薄皮を剥きます。
3. フライパンにバターを入れて溶かし、落花生を入れて全体を混ぜ合わせ、中〜強火で炒めてください。
4. 軽く焼き色がついたらバットにキッチンペーパーを敷いて落花生を広げます。熱いうちに塩を振って馴染ませたら完成です。
落花生のレシピ2:ピーナッツバター
トーストに塗ると甘さと香ばしさがたまらないピーナッツバター。アメリカでは「PB & J」といって食パンにピーナッツバターといちごジャムを塗ったサンドイッチも人気があります。
<用意するもの>
殻付きの落花生:100g
サラダ油:大さじ1/2程度
砂糖:10g(お好みで調節してください)
<手順>
1. 落花生は殻を剥き、フライパンで10分ほど炒って薄皮を剥きます。
2. ミキサーまたはフードプロセッサーに材料をすべて入れて撹拌してください。
※時間はかかりますが、すり鉢でも代用できます。
3. お好みの硬さになれば完成です。
落花生のレシピ3:落花生の炊き込みご飯
秋の味覚の炊き込みご飯といえば、栗ご飯やさつまいもご飯ですが、落花生の炊き込みご飯もホクホクの食感が絶品です。
<用意するもの>
お米:2合
下茹でした落花生:150g程度
白だし:大さじ2
<手順>
1. お米を通常通りに研いで炊飯釜に入れます。
2. 白だしをお米の上に入れ、水を2合の線まで入れてください。
※必ず白だしを先に入れてください。
3. 落花生を上に入れて炊飯してください。
4. 炊き上がったら全体を混ぜて完成です。
落花生のレシピ4:落花生の甘煮
黒豆の甘煮のように、落花生の香ばしさと甘さが引き立つ甘煮も絶品です。
<用意するもの>
殻を剥いた落花生:200g
水:50ml
砂糖:※お好みで調整してください。
醤油:小さじ1
<手順>
1. 軽く洗った落花生をたっぷりの水(分量外)につけて冷蔵庫で一晩寝かせます。
2. 水気を切った落花生と水を鍋に入れ、中火で煮立たせます。
3. 煮立ったら弱火にし、蓋をして30分ほど煮てください。
4. 砂糖と醤油を加えて、10分ほど煮てください。
5. 煮汁につけたまま、冷ましたら完成です。完全に冷ましたあと弱火で5分程度再加熱し、一晩寝かせるとより味が染み込みます。
落花生のレシピ:風味を生かして
他にも落花生の風味を生かした料理もおすすめです。
砕いた落花生をきんぴらや胡麻和えにまぶすと香りが楽しめます。分量はお好みですが、胡麻の半量を落花生に置き換えるだけで、いつもとは違うおいしさを楽しめます。
和風・中華・洋風・エスニック問わずサラダに入れるなど、アクセントとしても使えるので、ぜひいろんなバリエーションで試してみてください。
落花生掘りができる秋のシーズンには、併せて紅葉狩りもおすすめです。