飯縄寺
江戸の建築が残る、牛若丸と大天狗の彫刻が見事な「天狗の寺」
「飯縄寺」は、雄大な太平洋の九十九里浜を結ぶ、国道128号線沿いの太東岬エリアにあります。慈覚大師開山と伝わり、江戸時代には上野寛永寺直轄となった天台宗の神仏習合の古刹。ご本尊は飯縄寺の由来となった飯縄大権現で、天狗の御姿です。
開山当時は「満蔵寺」と号し、太東岬灯台付近にあった御本尊を17世紀半ばに降ろした後、飯縄寺と改名。この地は1703年(元禄16年)の元禄地震による大津波の被害が甚大で、それを予見したかのごとく御本尊の被害を免れたため、ますます信仰が高まったとされています。現本堂は1797年(寛政9年)に再建されたもの。千葉県の有形文化財にも指定されています。
境内にある堂宇は、江戸時代のものばかりという歴史ある寺院において、特に有名なのが本堂の欄間にある「牛若丸と大天狗」の彫刻。江戸時代の彫刻師・武志伊八の最高傑作とされ、これを見るためだけでも訪れる価値がある、魂のこもった作品です。境内には他にも随所に天狗が見られ、別名「天狗の寺」と呼ばれます。
また、嵯峨天王直筆の大般若経や、関白大政大臣近衛信房の小倉山荘色紙の和歌といった歴史ある寺院ならではの貴重な所蔵品も見逃せません。
- カテゴリー
- 歴史・文化・社寺仏閣
- ちば文化資産
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基本情報
- 住所
- 千葉県いすみ市岬町和泉2935-1
- 電話番号
- 0470-87-3534(飯縄寺代表・村田)
- その他連絡先
- FAX:0470-87-3592
- 営業時間
- 10:00~16:00
- 定休日
- 不定期・荒天時
- 料金
- 300円
- アクセス(車)
- ・十九里有料道路一宮ICから国道128号線で約15分
- アクセス(鉄道)
- JR外房線太東駅から徒歩約35分、自転車で約12分
- 駐車場(乗用車/台数)
- 普通車・マイクロバスまでは仁王門前近くに駐車可・約30~40台
- 駐車場(大型バス/台数)
- 中型サロンバス~大型バスは手前徒歩3分に駐車場あり
- 駐車場(有料/無料)
- 無料
- 備考
- 団体などの申し込みは、前もってFAXなどでお問い合わせください。
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。