ちば観光ナビ

千葉県銚子市は東京から直線距離で100キロメートルの関東最東端のまちとして知られており、東と南を太平洋に、北は利根川というように三方を水に囲まれ、海に突き出た半島地形をしています。

銚子市は、約300万年前の地層（屏風ケ浦）など地球の歴史を体感できる場所が点在し市全体が日本ジオパークに認定されています。

銚子市は春キャベツ生産量日本一・日本一早い初日の出・灯台参観者数日本一（犬吠埼灯台）・カモメの種類とカモメ類飛来数日本一と数多くの日本一記録を持っている市でもあります。（2024年9月現在）

銚子電気鉄道は、「銚電」の愛称で親しまれており、千葉県銚子市を走るローカル鉄道です。この鉄道は、レトロな車両に乗り込んで銚子駅を出発し、市街地を抜けて一面のキャベツ畑を眺めながら、昔ながらの漁師町の風景が残る外川駅まで全長6.4Km、約20分の電車の旅を楽しむことができます。銚電は、ユニークなPRやぬれ煎餅（せんべい）・まずい棒の大ヒットなど鉄道事業以外にも様々なことに取り組んでいます。銚子電鉄は、地域の方々の交通手段として走り続けており、その風景や雰囲気は地元のみならず、観光客にも愛されています。

銚子電鉄では乗務員が手作りした、オリジナリティ溢れる路線図が電車内や駅に掲示してあります。

銚子電鉄周辺の観光スポットがとても分かりやすく描かれているので、ぜひ銚子電鉄で観光をする際にはご覧になってみてください。

銚子電鉄へのアクセスはこちら

※2024年9月現在の情報です。

※ダイヤ変更にはご注意ください。

銚子電鉄には、有人駅と無人駅が存在しています。

有人駅：仲ノ町駅（5：30～21：40）、※観音駅（9：00～17：00）、笠上黒生駅（5：30～21：40）、犬吠駅（9：20～17：20）、※外川駅（8：30～16：30）

※は土日祝のみ窓口業務あり。

無人駅：銚子駅・本銚子駅・西海鹿島駅・海鹿島駅・君ヶ浜駅

銚子電鉄では、交通系ICカード（Suica等）が使用できないため、きっぷを購入して乗車します。

有人駅では直接窓口にてきっぷを購入し、乗車します。

無人駅では駅員が常駐していないため、きっぷを買わずに乗り列車内で乗務員よりきっぷを買います。

銚子電鉄の本社がある仲ノ町駅。ノスタルジックな駅舎が特徴で売店も設置してあります。

老舗醬油メーカー「ヤマサ醤油」の工場見学で見つける、醤油の奥深き秘密や銚子のグルメが集結している「銚子セレクト市場」など見どころがたっぷり詰まっています。

ポルトガル風に作られたユニークな駅舎が魅力的な犬吠駅。

夏はひまわりが咲き誇るフォトスポットとしても大人気の「満願寺」や360度の大パノラマ！地球の丸さを実感できる絶景スポット「地球の丸く見える丘展望館」などが周辺にあります。なんといっても周辺スポット最大の見どころは、世界灯台100選に選ばれた、のぼれる灯台16のひとつである「犬吠埼灯台」です。

犬吠駅の2Fには、鉄道好きにはたまらない鉄道写真家中井精也さんの「銚電写真館 中井精也ギャラリー」や栃木県栃木市にあるピンクがいっぱいの「岩下の新生姜ミュージアム」の分室「岩下の新生姜ミュージアム 銚子電鉄犬吠駅分室」など駅内だけでも見どころがたっぷりのスポットです。

外川駅は銚子電鉄の終着駅となっています。

駅舎は大正時代からの木造建築で、レトロなスポットとしても人気です。

外川駅周辺は、碁盤の目のような街並みが特徴で江戸時代から続く漁村の風情が残っています。

また、土・日曜日、祝日に営業している駅売店では銚子電鉄の名物である「ぬれ煎餅」や鉄道グッズ、地元の特産品なども販売されています。

駅前には、外川の歴史を伝える「外川ミニ郷土資料館」や海沿いには「銚子マリーナ」などが外川駅周辺の代表的なスポットです。

銚子電駅鉄の沿線には、たくさんの人気観光スポットがあります。

下車後、駅から歩いていくことのできるスポットが多いので、ぜひ銚子電鉄を利用して回ってみてくださいね。

銚子の伊達巻は一般的な伊達巻とは違い、魚のすり身を使用せずに作るのが銚子流で、ぷるっぷるの食感と甘い味付けで別名「漁夫（ぎょふ）のプリン」とも呼ばれています。

また、銚子市内には、この伊達巻を使った寿司を提供する寿司屋さんが点在しており、店ごとのこだわりで丁寧に作られた“銚子の伊達巻”を楽しむことができます。店ごとにこだわりが全く違うため、お気に入りのお店を見つけてみるのも楽しいですよ。

実は、、、銚子電鉄は過去に廃業寸前の窮地まで追い込まれたことがありました。その窮地から脱するきっかけとなったのが、1995年から販売し、今や同社の代名詞ともなっている「銚子電鉄のぬれ煎餅」。

この商品、実は発売当初はそこまで売れなかったのだそう。しかし、苦肉の策でインターネットに「ぬれ煎餅を買ってください！ 電車代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という投稿をしたところ、それを目にした方々から数多くの温かいメッセージが寄せられ、売り上げも急増。奇跡的に廃業の危機を脱することができたといいます。

その後も、運転士の写真集を出したり、線路の石を売ったり、あげく「経営状況がまずい」ことを逆手に取ったスナック菓子「まずい棒」の開発をしたり、と経営存続のためになりふり構わず挑戦する姿が共感を呼び、今日に至ります。

最近では、「自転車より遅い歩くより速い」と得意の自ギャグ（自虐）ネタを盛り込んだマフラータオルや、ぬれ煎餅の食品サンプルキーホルダーなどが人気とのことです。今後の商品展開からも、目が離せません！

〈販売場所〉

・犬吠駅売店

・仲ノ町駅売店

・外川駅売店（土日祝のみ）

・銚子電鉄　ぬれ煎餅駅（お土産売店）

銚子電鉄では、お得なきっぷを販売しています。

銚子電鉄の全線を乗り降りが出来るのはもちろん、色々なサービスがついてくる乗車券など様々な種類があります。

ぜひ、こちらのきっぷを使って、銚子電鉄の旅を楽しんでみてくださいね。

【電車でのアクセス】

銚子電鉄へご乗車いただく場合は、銚子駅からのご利用が始発駅であり終着駅まで楽しめるためおすすめです。

銚子電鉄の時刻表はこちら

〈東京駅から銚子駅までのアクセス〉

・東京駅から特急「しおさい」で約1時間50分（直通）

・東京駅から総武線快速で千葉駅で総武本線に乗り換え銚子駅まで約2時間20分

〈千葉駅から銚子駅までのアクセス〉

・千葉駅から特急「しおさい」で約1時間20分（直通）

・千葉駅から総武本線で約2時間（直通）

〈横浜駅から銚子駅までのアクセス〉

・横浜駅から東京駅で乗り換え特急「しおさい」で約2時間30分

・横浜駅から横須賀線で千葉駅で総武本線に乗り換え銚子駅まで約3時間

〈大宮駅から銚子駅までのアクセス〉

・大宮駅から上野東京ラインで東京駅で乗り換え特急「しおさい」で約2時間30分

・大宮駅から上野東京ラインで東京駅で総武線快速に乗り変え千葉駅で総武本線で乗り換え銚子駅まで約3時間10分

〈成田空港から銚子駅までのアクセス〉

・成田空港から京成本線快速で京成成田で下車後成田駅に徒歩5分、成田駅から成田線に乗車し約1時間30分

・成田空港から成田線快速で成田駅で成田線に乗り換え銚子駅まで約1時間30分

【車でのアクセス】

・東京方面から東関東自動車道佐原香取ICから銚子方面へ約1時間

・千葉市方面から千葉東金道路-銚子連絡道路－横芝光ICから銚子方面へ約1時間

・水戸市方面から国道51号鹿嶋国道124号銚子方面へ

※参考のルート・目安の時間となります、お出かけの際には必ず最新の情報をお調べのうえお出かけください。

いかがでしたでしょうか？

地域の方や観光客に愛されるローカル鉄道への乗車は、歴史やレトロな体験を出来る貴重な体験ですが、銚子電鉄の沿線や周辺には様々な観光スポットがあるので、便利な交通手段としてもぜひ、ご利用ください。