Nerhol 水平線を捲る/千葉市美術館
アーティストデュオ Nerhol 二人による時間と空間の多層的な探究を展開
Nerhol(ネルホル)は、田中義久(1980–)と飯田竜太(1981–)により2007年に結成されたアーティストデュオです。
二人の対話を契機に、人や植物など「移動」にまつわる様々な事象のリサーチを通じ、他者に開かれてきた長年におよぶ表現活動の歩みを、美術館で初となる大規模な個展によって紹介します。
Nerholの活動は、グラフィックデザインを基軸とした田中と、彫刻家である飯田の協働性を特徴としています。人物の連続写真を重ねて彫る初期のポートレートから、今日では帰化植物*や珪化木*、アーカイブ映像まで対象を広げ、独自の世界観を深化し続けてきました。写真と彫刻、自然と人間社会、見えるものと見えないものといった複数の境界/間を、日々の会話のように行き来して紡がれてきた作品は、私たちを多様な解釈へと誘います。
「Nerhol 水平線を捲(めく)る」展では、これまでの活動における重要作や未発表作に加え、千葉市の歴史や土地と関わりの深い蓮をテーマとした最新作、さらには二人が選ぶ美術館のコレクションを展示し、この場所だけでしか体験できない空間を創出します。人間の知覚や現代社会における一義的な認識では捉えることができない、Nerholによる時間と空間の多層的な探究は、千葉の地で豊かな展開を見せることでしょう。
*帰化植物(きかしょくぶつ) 自生地から日本国内に持ち込まれ野生化した外来種の植物
*珪化木(けいかぼく) 地中で長い時間をかけてケイ酸が浸透し石化した植物
- カテゴリー
- 音楽・アート・展示・ショー
基本情報
- 開催期間
- 2024年9月6日(金)~11月4日(月・祝)
- 開催場所
- 千葉市美術館 7階企画展
- イベント備考
- 本展チケットで7階企画展「Nerhol展関連 コレクション展Coexisitence」、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます。
開館時間:10:00~18:00 ※金・土曜日は20:00まで ※入場受付は閉館の30分前まで
- 住所
- 〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
- 電話番号
- 043-221-2311(千葉市美術館)
- 営業時間
- 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
- 定休日
- 9月24日(火)、10月7日(月)、21日(月)
※第1月曜日は全館休館 - 料金
- 【企画展示室】
一般1,200円(960円)、大学生700円(560円)、小・中学生、高校生無料
※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金 - アクセス(車)
- 京葉道路・東関東自動車道で宮野木JCTから木更津方面、貝塚IC下車、国道51号を千葉市街方面へ約3km広小路交差点近く
- アクセス(鉄道)
- JR総武線 千葉駅東口から徒歩約15分、もしくは
京成バス 「中央3丁目」または「大和橋」下車徒歩約3分
千葉都市モノレール県庁前方面行 「葭川(よしかわ)公園」から徒歩約5分
京成線 千葉中央駅東口から徒歩約10分 - 駐車場(乗用車/台数)
- 機械式駐車場85台(車高155cm以上)
- 駐車場(大型バス/台数)
- なし
- 駐車場(有料/無料)
- 無料
- 関連資料
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。