発酵を楽しむなら千葉!おすすめのスポットやグルメ、お土産、スイーツまでご紹介します
「発酵」とは、微生物の働きによって食品の旨味や栄養価、保存性などが高まる現象です。
日本には味噌や醤油、日本酒、納豆など発酵を通じて作られた食品が数多くあり、当たり前の存在として浸透していますが、実は千葉県が「発酵県」と呼ばれるほど発酵と縁が深いことをご存じですか?
この記事では、そんな千葉県の発酵文化や発酵に関連する人気スポット、グルメ、お土産、スイーツなどを幅広くご紹介していきます。


発酵させるとどんな効果があるの?
発酵させると食品にはどのような影響・効果があるのでしょうか?
主なものとして、以下の3つが挙げられます。
① 栄養価がアップ!
発酵の過程で、さまざまな栄養素を生み出し、より吸収されやすい形に変化します。
例えば、納豆には原材料である大豆よりも遥かに多くのビタミンB群が豊富に含まれるようになります。
② 旨味や風味がアップ!
発酵によってアミノ酸やグルタミン酸などの旨味成分が生成され、食品の味わいが深まります。
例えば、醤油や日本酒にある独特のコクや香りも発酵によって生じたものです。
③ 保存性がアップ!
発酵によってできる乳酸や酢酸、アルコールには有害な菌の繁殖を抑える効果があります。
そのため冷蔵技術がなかった時代には、発酵は食品を長く保存するための手段でもありました。
実は千葉県は発酵の宝庫!
千葉県は発酵大国である日本の中でも、特に発酵文化が発展してきた地域です。
その理由には、地理的条件と歴史にあります。
千葉県は利根川・江戸川の水運を活かして、江戸時代から発酵食品の生産・流通が盛んでした。
特に、銚子(ちょうし)や野田は醤油の一大産地として知られ、現在でもキッコーマン(国内シェア1位)やヤマサ醤油(同2位)、ヒゲタ醤油(同4位)を合わせると国内出荷量の約4割を占めるほどです。
また、神崎町(こうざきまち)はその温暖な気候と豊かな水源を活かして、良質なお米や大豆を多く育てていたことから、日本酒や味噌・みりんなどの醸造文化が発展してきました。現在でも「発酵のまち」として知られていて、見学や試飲ができる酒蔵や味噌蔵はもちろん、発酵をテーマにした道の駅や発酵グルメを提供する飲食店などが集まっています。
おすすめの発酵スポット/グルメ/スイーツ店舗MAP
<発酵食品/文化を体験できる千葉県のおすすめスポット5選>
①道の駅 発酵の里こうざき(神崎町)
日本の発酵文化を世界に発信する道の駅
千葉県神崎町にある道の駅「発酵の里こうざき」は、「発酵」をコンセプトにしたユニークな道の駅。
施設は「新鮮市場」「発酵市場」「レストラン」「喫茶」の4エリアに分かれており、「発酵市場」には全国から取り揃えた選りすぐりの発酵食品が所狭しと並んでいます。
他にもみそづくり講座や、甘酒の無料配布などの各種ミニイベントも開催されており、このスポット自体が旅の目的地になる道の駅です。
圏央道の神崎ICを下りてすぐとアクセスも良好!ドライブがてらにぜひ立ち寄ってみてください。
②鍋店株式会社 直営店 鍋屋源五右衛門 こうざき東蔵店(神崎町)
直営店限定品があり、試飲・酒蔵見学も可能!
1689年(元禄2年)より酒造りを始めた鍋店株式会社の蔵元直営店。
看板ブランドである「仁勇」や「不動」をはじめとした豊富な種類のお酒を試飲できるだけでなく、酒蔵見学も開催されているので、酒造りの工程を学びながら自分好みのお酒が見つけられます。
街全体を会場として開催される「酒蔵まつり」もお見逃しなく!
③ヤマサ醤油 しょうゆ味わい体験館(銚子市)
老舗醬油メーカーの工場見学で醤油の奥深さ学ぼう
ヤマサ醤油は1645年に銚子でしょうゆ造りを開始し、江戸幕府から「最上しょうゆ」の称号を与えられた老舗。
そんなヤマサ醤油が運営するこちらの施設では、ヤマサ醤油の歴史的な資料やしょうゆ造りに使用される道具の展示、製造の様子やおいしさの秘密の紹介などから、醤油について詳しく学ぶことができます。
直径6mもの大きな桶を模したスペースに入り、もろみからしょうゆになるまでの過程を足元の映像と音で観察できるバーチャル体験「タップトーク」にも注目!
まるで自分が本物の桶の中にいるかのような不思議な感覚になれますよ。
④株式会社千葉ヤクルト工場(四街道市)
乳酸菌飲料といえばこれ!
「ヤクルト」は1935年に製造・販売を開始した乳酸菌飲料。
今では40の国と地域で1日平均約4000万本が販売されており、毎日の生活に欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
こちらの工場見学では、ヤクルトに含まれる「乳酸菌 シロタ株」による発酵のはたらきや歴史、ライン上を流れる様子などを楽しく見学ができます。
もちろんヤクルトの試飲もできますよ!
Column
新オープン!白みりんミュージアム
千葉県の発酵文化に触れるなら、2025年3月29日にオープンする「白みりんミュージアム」ははずせません。
江戸時代から白みりんの醸造で栄えた流山市に誕生したこの施設では、展示コーナーで歴史や製造過程を学べるだけでなく、巨大な仕込桶やシェアキッチンなどを活用した様々な体験コーナーもあり、大人も子どもも楽しく見学することができます。
ここでしか味わえない「白みりんソフトクリーム」もお見逃しなく!

大阪・関西万博への出展が決定
2025年大阪・関西万博にも、千葉県の多彩な発酵を紹介するブースが出展!
<出展期間>
8月27日(水)~30日(土)(予定)
【「千葉県」が企画する展示内容】
・「千葉県の発酵」にかかわる産業・文化・技術等の展示・紹介
・ワークショップ・体験コーナー
・関連団体が各々の発酵の文化や技術を展示する区画(個別展示区画)
発酵グルメが楽しめるお店6選
ここからは、千葉県が誇る発酵グルメや発酵スイーツをご紹介します。
- Cafe&Deli Indigo Coffee(神崎町)
- 塩糀生キャラメルバターシロップは、店主が「このシロップを美味く食べてもらうためにガレットを作りました」と語るほどの自慢の逸品。焦げてしまう直前まで煮詰めており、ほろ苦い大人の味に仕上がっています。
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- 中国料理 ぺきん亭(神崎町)
- “発酵のまち”神崎町にちなんで、みそや塩麹を使用した「発酵ラーメン」が人気の町中華です。麹の甘味とまろやかな塩味が調和した一杯はクセになること間違いなし。
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- 道の駅 発酵の里こうざき(神崎町)
- 店名の由来は、麹菌を意味するアスペルギルス・オリゼ(ニホンコウジカビ)! 味噌や塩、米の麹に漬け込んだ焼き物や、乳酸菌豊富な「すんき漬け」、発酵キーマカレーなどバラエティ豊かなメニューが魅力です。
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- ながら太陽ファーム(長柄町)
- 合鴨農法で作られたお米、地元の新鮮な季節の野菜と味噌や塩麴などの発酵食材メニューが楽める「長生き発酵プレート」がおすすめ!オリジナルブレンドスパイスと塩麹を使用した「長柄ダムカレー」も好評です。
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- 蔵精(市原市)
- “熟成と発酵”をキーワードに、昔ながらの蔵造り味噌・醤油・酢にこだわり、地元で採れた無農薬野菜をふんだんに用いたヘルシーな和食が味わえます。
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- maruso kitchen(香取市)
- 発酵・醸造文化が息づく佐原は食材の宝庫であることに着目し、この地にオープン。伝統的な糀と千葉の食材にこだわった惣菜が人気です。
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発酵スイーツが楽しめるお店3選
おすすめの発酵土産5選
今回紹介したスポットやメーカーで販売されている定番の商品以外にも、千葉県には魅力的な「発酵土産」がたくさんあります。
ここからは、千葉県民が愛するご当地の味を中心にご紹介します。
- 下総醤油
- 伝統ある木桶仕込みで作られる「下総醤油」は、千葉県民の家庭の味。ビン入り・二重ボトル・塩分控えめ・特選下総生醤油など、好みによって選べるのも嬉しいポイントです。
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- 公式サイト
- 甲子
- 酒々井の地に15代続く「飯沼本家」は、県内でも珍しい精米工場がある酒蔵。代表銘柄である「甲子」シリーズは、千葉の地酒として高い人気を誇っています。
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- 公式サイト
- ぬれ煎餅
- 大人気のローカル線「銚電」の経営危機を救った奇跡の商品。しっとりとした独特の食感と香ばしい香りが特徴です。
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- 公式サイト
- ピーナッツハニー
- 千葉県では給食に出るほどのご当地食である「ピーナツハニー(ピーナッツみそ)」。香ばしい落花生の食感と味噌の風味が絡み合う、あまじょっぱい一品です。
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- 公式サイト
- 糀ばあむ
- 神崎町の酒蔵が作った甘酒をふんだんに使用したしっとり系バームクーヘン。「発酵の里こうざき」が誇るオリジナル商品です。
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- 公式サイト
今回の記事では千葉県の発酵文化の一部をご紹介しましたが、他にも魅力的な発酵グルメや文化が数多く息づいています。
興味を持った方はぜひ実際に千葉県を訪れてみて、その奥深さを体感してみてくださいね。