2025年3月OPEN!『流山市白みりんミュージアム』体験レポート
2025年3月29日、白みりん発祥の地・千葉県流山市に「白みりんミュージアム」がオープン。流山は江戸時代から白みりんの醸造で栄えた歴史ある街。この地に誕生する新たな観光スポットの魅力を、 開館に先駆けて徹底レポートします!


白みりんミュージアムとは
流山といえば「ファミリーに人気の新しい町」というイメージが強いですが、実は舟運で栄えた歴史ある町でもあります。江戸時代に流山で作られた白みりんは江戸の町で大人気となり、野田のしょうゆと合わせて江戸前の味付けが確立したといわれています。「白みりんミュージアム」は白みりんの歴史や製造過程を楽しく学べる展示コーナーに、体験コーナーやキッチンスタジオも併設した次世代型のミュージアム。ここでしか味わえない白みりんソフトクリームや限定のお土産も揃っています。最寄り駅からも徒歩約5分でアクセスでき、お出かけにぴったりです。
営業時間: 9:00-17:00(入館は16:30 まで)
定休日: 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金: 展示エリア一般300円、小人150円 みりん体験550円
※有料ゾーンの見学には時間ごとに人数制限があり、公式HPから事前予約が必要。当日券は予約に空きがある場合のみ本館券売機で購入可能。
アクセス: 流鉄流山線「平和台駅」から徒歩約5分、または「流山おおたかの森駅」「南流山駅」駅からバス
Column
電動キックボードでミュージアムに行こう!
流山市では観光まちづくりの一環として電動キックボードのポートを市内約20カ所に整備しており、白みりんミュージアム前にも設置される予定! 流山セントラルパーク駅・南流山駅から約10分でアクセスできます! 爽快な風を感じながら、白みりんミュージアムに出かけてみては?

ミュージアムのシンボル!巨大な仕込桶
ミュージアムに入ると、まず目に飛び込んでくるのは巨大な仕込み桶! 高さが約2メートルもある本物の桶は、その大きさに圧倒されます。何と1つの桶に約5,400リットル入るそう。デッキに上がってもろみをかき混ぜる「かくはん作業」も体験でき、絶好のフォトスポットです。
白みりんの歴史を楽しく学べる展示エリア
展示エリア「流山白みりんヒストリー」では、江戸時代に遡り、流山がなぜ白みりんの産地として発展したのか、その背景にあった地理的条件や人々の努力を知ることができます。白みりんがどのようにして生まれ、全国へと広まっていったのか、流山の歴史も含めて分かりやすく解説しています。ガイドさんが同行して説明してくれるので、気になることがあればぜひ質問してみましょう!
「流山白みりんシアター」では、都内から流山に引っ越して来たばかりの少女「みりんちゃん」が、江戸時代にタイムスリップして白みりん誕生の秘密に迫るショートムービーを見ることができます。ドラマ仕立てで老若男女が楽しめる内容になっており、流山にゆかりのある俳優さんも出演しています!
体験エリアで白みりんの魅力を五感で味わおう
体験エリアでは、見て、聞いて、触って、嗅いで、味わうという五感を通して、白みりんの魅力を存分に知ることができます。通常は見ることができないキッコーマン流山工場での製造の様子を映像と模型で学べるバーチャル工場見学や、最新の人感センサーを使ったみりんづくり体験ゲームなどのアトラクションが用意されており、大人はもちろん、子どもも楽しみながら学ぶことができます。
楽しく日本の食文化について知ることができるので、夏休みの自由研究や食育としてもおすすめです。
流山の新名物!限定白みりんソフトクリーム
ミュージアムを訪れたらぜひ味わいたいのが、ここでしか味わえない限定白みりんソフトクリーム(税込480円)。白みりんが20%も配合されたこだわりの逸品で、濃厚ながらもしつこさがない上品な甘みは癖になる美味しさです。
おすすめは「こぼれ梅」と呼ばれる貴重なみりん粕のトッピング(税込100円)。みりんを醸造する際にできる絞り粕は、江戸時代には甘いお菓子の代わりとして親しまれていたそうで、白梅の花がこぼれるように咲く様子からこのように呼ばれています。
カウンターではソフトクリームと相性抜群のオリジナルコーヒーやソフトドリンクも販売されているので、見学後のひと休みにぴったりです。
※こぼれ梅にはアルコールが含まれています。
Column
ソフトクリームマシンにもこだわりが!
白みりんソフトクリームの製造に使われているのは、「ソフトクリーム界のフェラーリ」と呼ばれるイタリアのトップブランド「CARPIGIANI(カルピジャーニ)」のマシン。クリーム内により多くの空気を含ませることができ、ふわふわとやわらかく極上のなめらかさを生み出します。

流山の名品が揃う!「ながれやまぐるり」でお土産探し
ミュージアムの一画にある「ながれやまぐるり」は、流山の魅力的なお土産が集まるセレクトショップ 。店内には、ここでしか買えない特別な白みりんや白みりんを使ったリキュールをはじめ、みりんを使ったお菓子や調味料、流山本町ゆかりのおしゃれな雑貨など、様々な商品が並びます。
特に「万上 流山白味淋」(税込1,100円)は麹米と掛け米の全てに千葉県産のものを使い、本格米焼酎で仕込んだ逸品。透き通った甘味が特徴で、シンプルながらも上品なパッケージはお土産やギフトに喜ばれること間違いなしです! また、みりんに焼酎を加えたリキュール「万上 本直し」(税込1,980円)は、そのままロックで楽しんだり、炭酸水などで割っても美味しくいただけます。白みりんカシューナッツのピリッとした辛さと、本直しの甘味は相性抜群! 味淋三昧の晩酌を楽しんでみては?
Column
白みりんマイボトルであなただけのお土産を!
なんと、白みりんミュージアムには日本ではここだけのマイみりんボトルを作れるプリクラ機があります!搾りたてMyみりん(税込550円)を購入したら、プリクラ(税込100円)でオリジナルラベルを撮影しましょう!アルコールNGの方やお子さまは、Myみりんふりかけ(税込550円)にラベルを貼ることもできます。

発酵食品の魅力がもっと広がる、キッチンスタジオ「かもしアエール」
「かもしアエール」は、白みりんについて学び、実際に作って、そして味わうことができるキッチンスタジオ。その名前には、人々が“醸しあえる”場所、応援するという意味の“エール”、そしてフランス語で“翼”という意味が込められています。今後はみりん体験や料理教室など、発酵が生み出す奥深い味わいを実感できる様々な企画が予定されています。今後の展開が楽しみです!
周辺にはほかにも見どころがいっぱい!
ミュージアムのある流山本町エリアには、江戸時代の面影を残す古い街並みが広がっており、散策を楽しむのにぴったりです。ミュージアム内には流山本町をかわいらしいイラストで表現したインフォメーションコーナーがあり、周辺のスポットを紹介したカードも配布されています。
また、街歩きには、流山市観光協会が発行している「江戸回廊マップ」も便利。蔵や古民家をリノベーションしたカフェなどもあり、白みりんを使ったスイーツも人気です。
- 流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム
- 黒漆喰に磨き上げられ、国の登録有形文化財にも指定された土蔵造りの二階建て。それが流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムです。明治の建…
-
- 詳細を見る
- 近藤勇陣屋跡
- 幕末、流山は新選組局長の近藤勇と副長・土方歳三との別れの場所、最後の陣営地となりました。近藤勇が流山を陣営地に選んだ理由は定かで…
-
- 詳細を見る
- 一茶双樹記念館
- 一茶双樹記念館は、流山を第二の故郷として親しんだ小林一茶と、当地の実業家で俳人の秋元三左衛門との交友にちなんで建てられた市の指定…
-
- 詳細を見る
- 流山本町まちなかミュージアム
- 流山の特産品といえば極上の「白みりん」。2014年に白みりんの誕生200周年を記念し、流山キッコーマン株式会社の外壁に白みりんに関する…
-
- 詳細を見る
- 浅間神社
- 江戸初期に創建された浅間神社は、「木花開耶姫命(このはなさくやびめのみこと)」をご祭神に、安産・子育て・縁結び・夫婦円満・火伏せ…
-
- 詳細を見る
- 赤城神社
- 赤城神社は「大己貴命(おおなむちのみこと)」をご祭神として、江戸川東岸のこんもりとした小山の上に鎮座しています。かつての大洪水で…
-
- 詳細を見る
- 古舎カフェ 灯環
- 「蔵のカフェ+ギャラリー灯環」として愛されてきたカフェが、2023年に流山駅すぐの場所でリスタート。元米穀店の倉庫を改装した店舗はぬ…
-
- 詳細を見る
- Le Paintagone
- 都内の有名パティスリーやフランスパン界の名店「メゾンカイザー」で研鑽を積んだ女性店主が営む小さなパン屋さん。定番のカンパーニュや…
-
- 詳細を見る
流鉄流山線で白みりんミュージアムに行こう!
白みりんミュージアムへは、レトロでかわいい流鉄流山線の利用が便利です。大正時代から市民の足として活躍しており、かつては白みりんの輸送にも使われていました。レトロな雰囲気の車両に揺られながら、のんびりとしたミニトリップを楽しむことができます。
1日フリーきっぷも販売されているので、これを利用すれば、沿線の観光スポットもおトクに巡ることができます 。
まとめ
2025年3月29日12時オープンの「白みりんミュージアム」は、白みりんの歴史や文化を体験できるだけでなく、流山の魅力にも触れることができる注目の新スポット。巨大な仕込み桶や五感で楽しめる展示、そして限定のみりんソフトクリームなど、見どころが満載です。周辺には江戸時代の風情が残る街並みや、歴史的な史跡、おしゃれなカフェなどもあり、一日中楽しむことができます。
「白みりんミュージアム」で、新たな発見と体験を!流山観光で素敵な思い出を作りましょう。
【関連リンク】流山市にあるスパメッツァ おおたか 竜泉寺の湯ってどんなところ? 全エリアの魅力を徹底解説します!
2022年4月、"都心から一番近い森のまち" 流山市に、「スパメッツァ おおたか 竜泉寺の湯」がオープンしました。「メッツァ」とは、フィンランド語で「森」を表す言葉。極上のくつろぎと癒しを体感することができると、たくさんの人が訪れ、様々な賞で1位を獲得するなど人気の施設です。この記事では、その人気の秘密に迫っていきたいと思います!