第32回芹沢銈介作品展 沖縄へのまなざし/柏市郷土資料展示室
芹沢銈介は、独特の「型絵染」の技法を確立し、人間国宝として広く知られる染色家です。
昭和初期、染色家として歩み始めた芹沢銈介にとって、沖縄の染物・紅型(びんがた)との出会いは、その後の創作人生を決定づける原点となりました。模様や色彩の鮮やかさだけでなく、自然や人々の暮らしと深く結びついた紅型の在り方に、芹沢は強い感銘を受けます。
昭和14(1939)年、念願かなって初めて沖縄を訪れた芹沢は、約2か月にわたる滞在の中で紅型の技法を学ぶとともに、各地を巡り、風土や建物、人々の生活をつぶさに見つめ、多くのスケッチを残しました。この旅を通して芹沢は、沖縄の自然や文化を単なる題材としてではなく、生活の中に息づく「美」として深く理解していきます。
帰京後に制作された沖縄を題材とする作品群には、紅型の影響を受けた色彩や文様に加え、島の風土、人々の素朴な暮らしなど、芹沢自身の眼と感性を通して再構成された沖縄の姿が表現されています。それらは模倣にとどまらず、伝統を敬いながらも独自の表現へと昇華させた、芹沢ならではの染色世界といえるでしょう。
本企画展では、沖縄滞在時のスケッチや、沖縄の風物・人々を題材とした作品を中心に展示します。芹沢銈介が生涯にわたり心を寄せ続けた沖縄、その豊かな文化と美へのまなざしを、作品を通して感じていただければ幸いです。
基本情報
- 開催期間
- 2026年3月24日(火)~6月28日(日)
- 開催場所
- 柏市郷土資料展示室
- 住所
- 千葉県柏市島田48番地1 沼南庁舎2階
- 電話番号
- 柏市教育委員会 文化課 04-7191-7403
- 営業時間
- 9:30~17:00
- 定休日
- 月曜日(祝日は開館)
- 料金
- 無料
- アクセス(車)
- 常磐自動車道「柏IC」から国道16号を南下 約11km
- アクセス(鉄道)
- JR常磐線・東武鉄道「柏駅」東口1番バス乗り場から東武バス「沼南車庫行」「小野塚台行」「布瀬行」「手賀の丘公園行」で「沼南庁舎バス乗継場」下車徒歩1分(概ね9時台から16時台のみ停車)
「沼南庁舎バス乗継場」に停車しないバスは「大木戸」下車徒歩3分。
- 関連リンク
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