成田山御本尊 上陸の地
平和を願う1人の僧侶が降り立った伝説の地
平安時代中期の940年、世の中は平将門の乱によって大きな不安と混乱がもたらされていました。これを憂いた真言宗の僧侶・寛朝(かんちょう)は乱を鎮める祈祷のため、京都にあった不動明王像を戦地である関東へ運び出します。なお、この不動明王像は真言宗の開祖である弘法大師空海が敬刻開眼したとされるものです。
寛朝は船で像を運び出し、千葉県尾垂浜に上陸。21日間の祈願後、乱は満願の日に平定しました。この時持ち込まれた不動明王像が、現在では真言宗大本山の1つ成田山勝山寺の本尊となっています。
1960年、寛朝の功績を称え海岸の敷地内に上陸記念碑が建てられました。1998年には波切不動尊像も設置。開けた海岸から少し歩いたところにポツリと佇む記念碑と像は、どこか不思議で歴史の尊さを感じさせるスポットです。毎年5月27日は上陸記念の報恩大法会が営まれ、多くの地元民が集います。
- カテゴリー
- 歴史・文化・社寺仏閣
基本情報
- 住所
- 千葉県山武郡横芝光町尾垂浜
- 電話番号
- 0479-84-1215(横芝光町産業課)
- アクセス(車)
- 銚子連絡道路 横芝光ICから約15分
- アクセス(鉄道)
- JR横芝駅から町内バスで約25分、「尾垂浜」下車後徒歩約10分
- 駐車場(乗用車/台数)
- なし
- 駐車場(大型バス/台数)
- なし
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。