酒・みりんを使った醸造グルメ特集
千葉県は日本有数のみりんの産地。特に流山市は「みりんの街」として知られ、白みりん発祥の地としても有名です。また、江戸時代から続く日本酒造りも盛ん。多くのファンを魅了する千葉の日本酒、みりんを使った絶品グルメをお楽しみください!
発酵・醸造文化が息づく千葉県で醸造グルメを!!
利根川の水運により、醤油醸造などが発展した千葉県は、日本酒造りも盛んなことをご存知ですか?質の高いお米と、豊かな自然に育まれた水から生み出される千葉の酒。利根川流域や太平洋沿岸などを中心に約40もの酒蔵があり、それぞれが個性的なアプローチで酒造りを行っています。
また、日本の家庭料理に欠かせない調味料である「みりん」の生産量は全国トップ!なかでも流山は一大生産地であり、1814年に「本みりん」の原形である「白みりん」が開発された“みりんの街”として知られています。そんな知る人ぞ知る、醸造が盛んな地・千葉。県内には、酒やみりんを積極的に用いて砂糖のかわりにするなど、その店オリジナルのアプローチでアレンジした料理を提供する飲食店が点在しています。店ごとの独創的なアイデアやアレンジを楽しめる“醸造グルメ”をぜひこの機会にお楽しみください。
「白みりん」とは?発祥の地・流山が育んできた発酵醸造文化
和食に欠かせない調味料、みりん。現在、一般家庭でも使われている本みりんの原型が流山で生まれた「白みりん」なのです。江戸川の良質な水と水運に恵まれ、江戸時代から醸造業で栄えた流山本町。1814年、酒造業を営んでいた二代目・堀切紋次郎が酒造りで培った技術を生かし、「万上(まんじょう)味淋」を開発。同じ頃、五代目・秋元三左衛門により「天晴(あっぱれ)味淋」が誕生しました。
当時のみりんは色の濃い「赤みりん」が主流でしたが、澄んだ色の「白みりん」は甘くて飲みやすく、飲用酒として女性にも人気に!その評判は江戸・京都・大阪へと広がり、江戸の食文化とともに調味料として発展していきました。
上品な甘みでクセの少ない白みりんはさまざまな料理に合わせやすく、素材の味を引き立ててくれます。また、和食だけでなく、洋食やスイーツに使うもよし、お酒として嗜むもよし。多彩な楽しみ方ができるのも魅力です。
Column
五感を使った体験が充実!「流山市白みりんミュージアム」
2025年3月、白みりん発祥の地である流山市に「白みりんミュージアム」がオープン!
白みりんの歴史や製造過程を学べる展示エリアのほか、巨大な仕込桶やキッチンスタジオなどを活用したさまざまな体験コーナーもあり、白みりんの魅力を五感で楽しむことができます。ここでしか味わえないこだわりの「白みりんソフトクリーム」もお見逃しなく!
醸造グルメが楽しめるお店
- 飯沼本家 きのえねまがり家
- カフェでは、酒造りに欠かせない酒粕や糀を使ったオリジナルメニューを提供しています。蔵人が自分達で仕込み、食べていた「酒蔵のまかないカレー」は10種のスパイスによる深い味わいを酒粕で旨味まろやかに仕上げた一品です。
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- 小泉酒造合資会社ソムリエハウス酒匠の館
- 「ソムリエハウス酒匠の館」の館内にある「ソムリエ庵」では、大吟醸酒入りのソフトクリームや甘酒フロートなど、ここでしか味わえない酒スイーツが楽しめます。いちご甘酒フロートや青空フロートなど、期間限定メニューもあるのでお見逃しなく!
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- 古舎カフェ 灯環
- 糀マイスターのオーナーによる各種手作りスイーツのなかでも、“白みりん誕生のまち”流山ならではのオリジナルみりんスイーツが人気です。テイクアウトもできる「みりんバターケーキ」と、煮切りみりんのシロップで仕上げた「ほっこり❤︎みりん de スイートポテト」がおすすめです。
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- Le Paintagone
- お店のある流山らしいものをと開発された店主の流山愛が溢れた逸品。フランス・アルザス地方のパン「パンアラビエール」をヒントに流山麦酒YASUDAYA BUREWERYの黒ビール「行燈」を使用して仕込まれた新作。黒ビールの香ばしさを感じる一品です。
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