ちば観光ナビ

千葉県の南東、房総半島の東側にある御宿町は、年間を通してあたたかく、のんびり過ごせる海辺の町。
真っ白な砂浜が約2kmも続く御宿海岸は、房総エリアでも大人気の海水浴スポット！童謡『月の沙漠』の舞台としても知られていて、ラクダに乗った王子と姫の像が砂浜を見つめています。

そして御宿には、ちょっと感動的な歴史も。
今から400年以上前、1609年にメキシコの船が沖で遭難。地元の人たちが総出で助け、373人のうち317人の命を救ったという心あたたまるエピソードが残っています。
この出来事は今も日墨友好の象徴として語り継がれ、2009年には日本とメキシコの交流400周年を記念した式典も開催されました。

異国との絆、童話のような風景、そしてやさしい町の人々。御宿は、海だけじゃない、物語に出会える旅ができる場所です。

＜車でのアクセス＞

①東京・神奈川方面より

東京湾アクアライン・圏央道「市原鶴舞IC」から約45分

②神奈川方面より（フェリー利用）

浜金谷港より約90分

＜鉄道でのアクセス＞

①東京駅よりJR京葉線（特急わかしお）経由　約1時間20分

②東京駅より総武線（千葉駅）経由　約2時間

＜高速バスでのアクセス＞

浜松町BT、東京駅より発。約2時間10分程度（※発地による）

御宿町には、ただ海がきれいなだけじゃない、心を打つ絶景スポットが点在しています

◆ 大波月海岸：ダイナミックな断崖と夕焼けの名所

大波月海岸は、荒々しい岩壁と波が織りなす迫力ある景観が魅力。

空と海が黄金色に染まる夕暮れ時は、まさにフォトジェニックなひととき。カメラ好きにはたまらない撮影スポットです。

◆ 小浦海岸：静けさに包まれた癒しの入り江 

大波月海岸のすぐ近くにある「小浦海岸」は、静かでプライベート感たっぷりの小さな入り江。

昼間は透き通るような青い海、夕方は幻想的な夕焼け、そして夜には満天の星空が広がります。

人が少ないため、静かに自然と向き合いたい方にぴったりです。

※大波月海岸、小浦海岸へ向かう道は整備されておらず、足場も悪いため、波や落石には十分ご注意ください。岩場も多く、携帯電話の電波も届かない場所があるため、複数人での行動を推奨します。安全第一でお楽しみください。

◆ 御宿の海岸：ゆったりとした時間が流れる、広々とした白砂の海岸  

昼は青い海、夕方はオレンジに染まる水平線、夜は星が瞬く夜空へ。時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるのも、御宿の海岸の魅力です。

ぜひ、カメラやスマートフォンを片手に、御宿の絶景を記録に残してみてください。

今から400年以上前、1609年9月。フィリピンからメキシコへ向かっていたスペイン船・サンフランシス号が、嵐により御宿町の田尻海岸沖で座礁しました。

乗っていたのは、フィリピン総督ドン・ロドリゴら373人。

56人が命を落としましたが、残る317人は地元の人々の献身的な救助によって命を救われました。

衣服や食料を惜しみなく与えたことや、海女たちが体温で遭難者を温めたというエピソードは、「日本見聞録」にも記されています。

数日後、大多喜城主・本多忠朝は家来を連れて訪れ、ロドリゴを城に招き、盛大にもてなしました。

ロドリゴはその後、徳川家康・将軍秀忠とも謁見。

スペインとの親善、宣教師の保護などを要請し、家康からも銀精錬の技術者の派遣を希望され、朱印状を託されました。

彼は日本各地を訪れ、日本文化への深い関心を記録。

1610年、家康が三浦按針（ウィリアム・アダムス）に造らせた「サン・ブエナベントゥーラ号」で、23名の日本人とともにメキシコへと帰国しました。

翌年、スペイン国王の命を受けた答礼使節団が日本を訪れますが、時を同じくしてキリスト教禁教令が出され、スペインとの交流は停滞。

やがてこの歴史的出来事も、語られることなく忘れられていきました。

歴史の再発見明治時代、岩倉具視らの欧米訪問を通じて、この遭難事件の記録が再発見されます。

1928年には、漂着の地・岩和田に高さ17.5mの三国交通発祥記念之碑記念塔が建てられ、スペイン国王やメキシコ大統領のメッセージが刻まれました。

翻訳者の村上直次郎は「岩和田は我が国貿易史上忘るべからざる地」と記しています。

1978年、メキシコのロペス大統領が御宿を訪れ、「エルマーノ！（兄弟）」と声をかけながら、御輿での歓迎に参加。

この訪問をきっかけに、御宿とメキシコ・アカプルコ市との交流が深まり、2009年には「日墨交流400周年」としてさまざまな記念イベントが行われました。

 御宿は、かつて異国と日本が手を取り合った場所この地で始まった心温まる交流の物語は、いまも生き続けています。 

※御宿町では9月30日を「日西墨友好の絆記念日」に制定しています。 

気軽に楽しめる波乗り体験

御宿海岸は、穏やかな波が多く、年間を通じて多くのサーファーが訪れる人気スポットです。

ポイントによっては上級者オンリーやローカルの方が親しまれているところもありますが、初心者やビジターも存分に楽しめるエリアになっています。

町内にはサーフィンスクールもあり、安全に楽しく学べる環境が整っているので、気軽にサーフィンを楽しめます。インストラクターの指導のもとなら、初めての人でもその日のうちに波に乗れることも！ボードやウェットスーツはレンタル可能なので、手ぶらでもOK。友人や家族と一緒に、もちろん一人旅でも、白い砂浜と青い海の中でサーフィンを楽しんでみませんか？

※夏季の海水浴期間中（7月上旬～8月末頃）はサーフィンが禁止の時間指定や海水浴エリアとサーフィンエリアが分かれますので、事前に確認が必要です。

海水浴客とサーファー、双方の安全確保のために現地監視員の指示に従いましょう。

例年2月下旬から3月3日まで、ひと針ひと針に願いを込めて作ったつるし雛が メイン会場の「月の沙漠記念館」や「手づくりの蔵」の他、御宿町内のお店などに飾られます。 

町全体が華やいだ空気に包まれ、訪れた人々の心を弾ませます。

例年9月から10月にかけて秋の一大グルメイベント「伊勢えびまつり」を開催します！採れたての伊勢えびはぷりぷりの身に旨味がたっぷり！

伊勢えび祭り期間中、御宿町内の飲食店・宿泊施設でオリジナル伊勢えび料理が味わえるほか、伊勢えびの直売やビッグイベントが開催されます。 ぜひ足を運んで旬の味をご堪能ください。

ご利用の流れ

1. 御宿駅前の観光案内所にてご利用のお申し込み手続きをお願い致します。
2. ご利用料金をお支払いください。
3. ご使用のご説明を致します。安全に注意してご利用ください。

　※身分証明書が必要となります。身分証明書をご提示できない方はご利用できません。
　※お子様用の自転車はございません。
　※当日の天候等により、貸し出しを中止する場合がございます。
　※台数に限りがございますので、ご利用いただけない場合がございます。
　※当日の天候等により、貸し出しを中止する場合がございます。

ご利用時間

　ご利用時間は午前９時～午後５時まで（返却時間は午後５時を厳守していただきます。）

　※返却場所は御宿駅前観光案内所のみとなります。

ご利用料金

　1日1,200円　4時間まで800円　2時間まで400円

　※超過料金は、30分100円いただきます。
　※受付時にJAF会員証をご提示いただくと利用料金より100円引きとなります。（詳細はJAFナビで）