航空科学博物館の魅力を徹底解説!~チケット情報やレストランもご紹介~
航空科学博物館は、千葉県芝山町にある日本初の航空専門博物館です。
博物館内には、最新のフライトシミュレーター体験はもちろん。日本の航空の歴史から航空技術の展示や、成田国際空港に離着陸をしている飛行機を眺めることができる展望台など、大人から子供までファミリーで一緒に楽しむことのできる様々な見どころがたっぷりです。
今回は、そんな航空科学博物館のチケット情報や絶景を見ることが出来るレストランをはじめ、アクセスやショップ情報など幅広くご紹介します。


〈航空科学博物館とは?〉
千葉県芝山町にある航空科学博物館は、成田国際空港に隣接している日本初の航空専門博物館です。
館内では日本の航空の歴史から最新の航空技術までの展示はもちろん。最新のフライトシミュレーターで、実際にパイロットになり飛行機を操縦しているかのような臨場感あふれる体験もできます。
子供向けのワークショップやイベントも定期的に開催されており、ファミリーはもちろん。カップルなどでも一日中楽しむことができる博物館です。
〈航空科学博物館のシンボル!フォトスポットとしても人気な博物館エントランス〉
航空科学博物館では館内はもちろんですが、館内に入る前にもドキドキやワクワクを楽しんでもらえる、博物館エントランスが存在しています。成田国際空港A滑走路に見立てたエントランスアプローチは、フォトスポットとしても人気です。
Column
チケットが購入方法によって違う⁉
航空科学博物館のチケットは、2種類あります。
受付でチケットを購入すると四角いシールタイプのチケットで、自動券売機で購入をすると紙タイプでのチケットとなります。シールタイプは1種類ですが、チケットタイプは4種類もあるため、行くたびに違うチケットがもらえるかもしれません。集めてみるのもおすすめですよ。

〈館内MAP〉
〈1F〉
〈2F〉
〈4F〉
〈5F〉
〈屋外〉
〈館内マップのPDFはこちら〉
〈まるでパイロット気分!搭乗体験やフライトシミュレーターで飛行体験〉
航空科学博物館は、飛行機好きにはもちろんですが、飛行機に興味がある方やこれからもっと知りたい初心者の方にも楽しんでいただける体験が数多く存在しています。
訪れた際には展示を観覧するだけでなく、ぜひ体験も行ってみてくださいね。
〈注意事項〉
・体験展示のお申し込みは中央棟1Fの体験展示受付カウンターにて行っています。
・体験はすべて有料かつ先着順になっておりますのでお早めにお申し込みください。
・開催時間・回数はイベント開催等の状況により変更となる場合がございます。
・DC-8フライト体験/1F
旅行用ジェット機で、時代を切り開いた名機として知られているDC-8の、パイロット訓練用シミュレーターをさらに改良したシミュレーターです。
機内に搭乗し、座席に座り機内の雰囲気を感じながらリアルなフライト体験を楽しめます。
【体験情報】
・場所:東棟1F
・料金:操縦席700円(2席分)、客席400円(2連席分)※要整理券
・所要時間:約30分
・ボーイング747-400 大型模型操縦体験/1F
ボーイング747-400は、ジャンボジェットの一種で、高い人気を誇った旅客機です。
形や各部分の動きも可能な限り実物と同様に再現をした、世界最大級のボーイング747の8分の1スケール大型模型を操縦しながら、飛行の仕組みを体験することができます。また、模型の周囲の座面には定期的にプロジェクションマッピングが映し出され、映像と大型模型のコラボレーションは圧巻です。
【体験情報】
・場所:西棟1F
・料金:1グループ700円(要整理券)
・定員:各回4組まで
・ボーイング747-セクション41搭乗体験/1F
成田国際空港へ飛来したことのあるジャンボジェット機、ボーイング747の機首部分を展示しています。
有料のガイドツアーにご参加いただいた方は、実際に機内へ搭乗することができます。
【体験情報】
・場所:屋外スペース
・料金:ガイドツアー1名500円(要整理券)
・所要時間:約50分
・対象:4歳以上
・B737-MAX、B777シミュレーター体験/2F
B737-MAX、B777シミュレーターでは本格的な操縦体験ができ、まるでパイロットになった気分を味わうことができます。
特にB737-MAXの装置は訓練用と同型のものを使用しており、リアルなコックピットを体感できます。
〈飛行機のエンジンや成田国際空港のジオラマも⁉楽しく学べる展示ブース〉
航空科学博物館には、体験できる展示以外にも様々な楽しく学べる展示ブースが数多く存在しています。
ジャンボジェット機ボーイング747の大迫力のエンジン。成田国際空港と周辺地域のジオラマ。実際に座って、エコノミークラス、ビジネスクラスの座席の違いを確かめることができる座席体験などどれも見逃せない展示ばかりです。
・ボーイング747の胴体断面・エンジン・パーツ/1F
展示の中で、特に大迫力で見ごたえがあるのが、ボーイング747。
本物のジェット機の胴体の断面、エンジン、パーツが展示されています。
普段見ることのできない、胴体の断面。エンジンの内部構造。実際に使用していたパーツが詳しい説明とともに紹介されています。
・成田国際空港や空港周辺が一目で分かる!1/800スケールのジオラマ/2F
成田国際空港の機能や空港周辺が一目で分かる、1/800スケールのジオラマです。
展望室に行く前に見ておくと、より景色を楽しむことができます!お気に入りの場所を見つけてみるのも楽しいですよ。
・空港で働くスタッフに大変身!制服で記念撮影/2F
あなたの顔を映像で空港スタッフの制服に合成させて大変身!
憧れの職業の制服を着ているような体験をすることができます。
着ることが出来る制服は、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフ、税関、保安検査員、空港施設案内業務スタッフ、店舗スタッフ、整備士、空港消防、給油作業従事者、グランドハンドリング、機内食製造の計12種類です!
・その他の展示(1F)
- キャビンモックアップ
- ジェット旅客機に搭乗した気分で、記念写真を撮影することができます。
-
- 資料コーナー
- 歴代客室乗務員の制服やコラボレーション人形、航空機に関する歴史を知ることが出来る資料やグッズを展示されています。
-
- ライブラリー
- 航空機や空港、エアラインなどに関する書籍や雑誌、専門誌を入館料のみで閲覧することができます。
-
- ドクターヘリ展示
- ドクターヘリの模型が展示されています。
救急の場面で、活躍するドクターヘリの内部構造を見ることができます。 -
- 体験館ホール
- 天井高10mの吹き抜けを活かした折り紙飛行機教室など、各種イベントの開催を行う広々としたホールです。
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・その他の展示(2F)
- 飛行機のあゆみ
- 1Fから3Fのらせん階段では、下田画伯の特徴的なイラストによる飛行機のあゆみを展示されています。
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- 航空機模型展示
- 日本の名機10機の精密模型を展示されています。
-
- 立体航空史年表
- 航空機が発明されてから現在に至るまでの100年の軌跡を、300機もの航空機模型を使った立体年表とともに黎明期・発展期・成熟期の3期に分け紹介されています。飛行機の始まりである、ライト兄弟の飛行機模型も展示されています。
-
- 空港を支えるプロフェッショナル~TEAM NRT~
- 大型スクリーンに空港のお仕事を紹介するアバターが映し出され、タッチパネルを利用して空港のお仕事を学ぶことができます。お客さんの顔が大型スクリーンに映し出され、数ある職業からどの職業に配属されるのかはその時の運次第!ぜひ、自分の顔を探してみてくださいね。
-
- スーツケースの旅
- 大型スクリーン上で、スーツケースが飛行機に搭載されるまでの様子を映像で紹介されています。
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- エコ・エアポートコーナー
- 地球環境に配慮した、人と環境へのやさしさを追求する成田国際空港の取り組みをご紹介されています。
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- インフォメーションコーナー
- 成田国際空港を紹介するビデオ、パネルを上映・展示されています。
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- NRT Airliners~成田国際空港に就航した世界のエアライン~
- 成田空港開港から現在までの就航した航空会社を、成田市在住の航空写真家チャーリィ古庄氏の航空機の写真にてご紹介されています。
-
- 音の体験ルーム
- 離着陸時の音など旅客機に関する音を体験できます。
-
〈プロペラ機などの貴重な航空機がズラリと並ぶ屋外展示場〉
航空科学博物館の屋外展示場では、実際に空を飛んでいた様々な航空機を間近で見ることができます。YS-11をはじめ、プロペラ機やヘリコプターなど、貴重な機体がずらりと並び、航空ファン必見の光景が広がります。
まるでタイムスリップしたかのような気分で、航空の歴史に触れることができ、機体の細部までじっくりと観察したり、コクピットをのぞいてみたり、様々な角度から航空機の魅力を発見できます。
屋外ならではの開放的な空間で、子供も大人も一緒に楽しめる体験型の展示となっています。航空機好きはもちろん、航空に興味のある方は必見です!
- セスナ195
- 1950年代にアメリカのセスナ社で製作されたプロペラ機です。
この機は朝日新聞社の「朝風」で、取材・連絡などで活躍しました。 -
- MU-2
- 1960年代に三菱重工で製作されたターボプロップビジネス機です。
この機は三菱重工の社有機として活躍しました。(好天時のみ開放) -
- FA-300
- 1970年代に富士重工で製作されたプロペラビジネス機です。
この機は試作1号機で、飛行試験に使用されました。 -
- YS-11
- 1960年代に日本航空機製造で製作されたターボプロップ旅客機です。
この機は試作1号機で、型式証明取得等の飛行試験に使用されました。 -
- シコルスキーS-62
- 1970年代にアメリカで設計され、三菱重工が製作したヘリコプターです。この機は海上保安庁で捜索、救難に活躍しました(好天時のみ開放)
-
- アエロスパシァルピューマ
- 1970年代にフランスのシュド社で製作されたヘリコプターです。この機は東京消防庁で消防ヘリとして活躍しました。
-
- カモフ26
- 1970年代にソ連のカモフ社で製作されたヘリコプターです。
この機は個人所有機で。日本に輸入した3機のうちの1機です。 -
- セスナ411
- 1960年代にアメリカのセスナ社で製作されたプロペラビジネス機です。この機は中日新聞社の「おおたか」で取材・連絡で活躍しました。
-
- ビーチボナンザ
- 1960年代アメリカのビーチクラフト社で製作されたプロペラ機です。この機は宮崎県の航空大学校で学生の操縦訓練機として活躍しました。
-
- セスナ421
- 1970年代にアメリカのセスナ社で製作されたプロペラビジネス機です。この機は毎日新聞社の「金星Ⅱ」で取材・連絡に活躍しました。
-
- ビーチターボバロン
- 1960年代にアメリカのビーチ社で製作されたプロペラビジネス機です。この機は毎日新聞社の「明星」で取材・連絡に活躍しました。
-
- リアジェット
- アメリカのリアジェット社が1963年から生産した、「ビジネスジェット機」というカテゴリーを確立した航空機です。この機体は、展示にあたり成田空港まで最終フライトしました。
-
- ムーニーM20
- アメリカのムーニー社が1955年から1万機以上生産した、高速性能に優れた4人乗り軽飛行機です。この機体は、展示にあたり成田空港まで最終フライトしました。
-
- エアロコマンダー680
- 1960年代にアメリカのエアロコマンダー社で製造されたプロペラ機です。この機はアジア航測で航空測量の写真撮影に活躍しました。
料金300円をお支払いすることで実際に搭乗することができます。 -
〈離着陸する飛行機やエンジン音が間近に!絶景を見渡せる展望台〉
航空科学博物館の展望台は、実際に離着陸する飛行機を間近で見ることができる絶景スポットです。
大型旅客機から小型機まで様々な種類の航空機がダイナミックに行き交う様子は圧巻の光景であり、忘れられない体験となるでしょう。そのほか展望台では管制塔にいるかのように離着陸する飛行機を眺めつつ、航空管制に関する知識を学ぶことができます。
Column
展望台から着陸を間近で見たい方は冬がおすすめ!
航空科学博物館の展望台は、離陸時より着陸時の方が迫力があって大きく見えることが特徴です。
冬は北風が多くなり、着陸が航空科学博物館から見れる風向きになるため、運がよければ離陸を間近で見ることができおすすめです!

〈まるで空の上で食事をしているような気分に!展望レストラン バルーン〉
航空科学博物館の4階に位置する「バルーン」は、 大きな窓から成田空港の滑走路が一望できる展望レストランです。離着陸する飛行機を間近で見ながら食事を楽しむことができます。窓際の席からは、迫力満点の飛行機の離着陸を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができ、 家族連れはもちろん、デートや友人との食事にもおすすめです。
メニューは機内食風ランチを始め豊富な品揃えで、機内食風のオリジナルメニューなどを味わうことができ、まるで空の上で食事をしているような気分を味わうことができます。また、子供向けのメニューも用意されているので、お子様連れでも安心です。
ぜひ、航空科学博物館を訪れた際は、展望レストラン「バルーン」で、空の旅気分を味わってみてくださいね。
〈必見!博物館限定グッズや飛行機にまつわるグッズを取り揃えているSHOP〉
航空科学博物館のショップでは、飛行機好きにはたまらないグッズがずらり。日常で使いやすいマグカップ・ボールペンはもちろん。飛行機のおもちゃやお菓子、空航グッズや飛行機模型など幅広く取り揃えており、ここでしか買えない限定グッズも数多くあります。見学の思い出、自分へのご褒美、大切な人へのプレゼントに購入してみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、航空科学博物館のショップでの人気商品をご紹介します。
- 博物館オリジナルクッキー
- 定番のお土産として大人気です。
-
- 青組
- 飛行機や雲の形をしたグミ。
2つ合わせて食べると味が変わったり、3つの食感が楽しめたりと新感覚のグミです。 -
- GOGOひこうき
- お子様連れに大人気!
飛行機が次々と離着陸する、見ていて楽しいおもちゃです。 -
- NRTグッズ
- 成田国際空港のグッズをお取り扱いしています。
ステッカーやコースターなど魅力的な商品が揃っています。 -
- 博物館オリジナルグッズ(キーホルダー/くつ下)
- 博物館オリジナルのキーホルダーと靴下です。
-
〈航空科学博物館へのアクセス・基本情報〉
【電車でお越しの方】
・成田空港駅または空港第2ビル駅からJRバス又は成田空港交通バスで約15分
・東京駅から高速バスで約1時間30分
【車でお越しの方】
・東関東自動車道成田ICから約10分
【駐車場】
・普通車200台駐車可(施設内・無料)
【航空科学博物館の基本情報】
・住所:〒289-1603 千葉県山武郡芝山町岩山111-3
・営業時間:10:00~17:00(入館16:30まで)
・チケット料金:大人700円、中高生300円、子ども(4歳以上)200円
・定休日:月曜日、12月29日~12月31日(月曜日が祝日の場合はその翌日)※8月は毎日開館
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