千葉県勝浦市は関東随一の避暑地⁉おすすめの観光地/グルメ/勝浦朝市までご紹介します!
千葉県にある勝浦市では、明治39年(1906)以降一度も35℃を超える「猛暑日」がなく、30℃を超える気温もわずか数日のみとなる関東随一の避暑地となっています。東京都心と比べて夏は3℃から5℃近くも涼しいため、夏のレジャーや観光におすすめのスポットとなっています。夏だけでなく、冬は温暖な気候で雪はもちろん雨も少ない地域となっています。
今回は、そんな海や自然に囲まれた、千葉県勝浦市の魅力を勝浦タンタンメンや勝浦朝市などのグルメをはじめ、ご紹介します!
〈勝浦市とは?〉
房総半島の南東部に位置し、東京駅からは、特急わかしおで約90分と東京都内より抜群のアクセスを誇る勝浦市。市内には12の漁港があり、様々な魚が水揚げされます。金目鯛、鰹、サザエ、アワビ、伊勢海老などの贅沢な旬の味覚が市内の飲食店や宿泊施設などで味わうことができます。
春は、かつうらビッグひな祭り、夏は海水浴などのマリンアクティビティ、秋は勝浦大漁祭り、冬は寒い時期にぴったりの辛さが特徴の勝浦タンタンメンなど通年を通じて楽しむことができ、過ごしやすいことが特徴です。
その他にも、約430年前から続いている歴史のある勝浦朝市なども開催しています。
〈勝浦市ではなぜ猛暑日にならない?〉
勝浦は記録が残る明治39年(1906)以降一度も35℃を超える「猛暑日」がなく、30℃を超える日もわずか数日のみとなっています。東京都心と比べて夏は3℃から5℃近くも涼しく、逆に冬は温暖な気候で雪はもちろん雨も少ない地域です。勝浦の夏の気温が低い理由は、沿岸の“海底”にあります。勝浦沿岸は水深が深く、海底に日光が届きにくいので水温が低いのが特徴です。ここに南風が吹き日光で暖められた海面の水を押し流すと、海底の冷たい水が上がってきます。すると風が冷やされ陸地に届くので、涼しい気候になるようです。一方、冬は黒潮の影響もあり、厳しい寒さにはなりにくく、年間を通して過ごしやすい気候です。
〈勝浦市へのアクセス〉
<車でのアクセス>
①東京・神奈川方面より
東京湾アクアライン・圏央道「市原鶴舞IC」から約40分
②神奈川方面より(フェリー利用)
浜金谷港より約90分
<鉄道でのアクセス>
①東京駅よりJR京葉線(特急)経由で約1時間半
②東京駅より総武線(千葉駅)経由で約2時間
<高速バスでのアクセス>
東京駅、羽田空港、横浜駅、浜松町BTより発。1時間~1時間半程度(※発地による)
【勝浦市のおすすめスポットMAP】
- 守谷海岸(渡島)
- 鵜原海岸(白い鳥居)
- かつうら海中公園
- 八幡岬公園
- 千葉県立中央博物館分館 海の博物館
- 遠見岬神社
- JAXA勝浦宇宙通信所
- 勝浦港㊆市場食堂 勝喰
- 割烹 中むら
- 肉屋の食堂 みおや
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〈勝浦市の代表的な観光スポット〉
- 守谷海岸(渡島)
- 「日本の渚百選」や 「快水浴場百選」、「日本の水浴場88選」に選ばれた守谷海水浴場のある守谷海岸。渡島は、海岸から約170m沖合にポツ…
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- 鵜原海岸(白い鳥居)
- 鵜原海岸は「日本の渚百選」にも選ばれた千葉県屈指の絶景スポット。夏には首都圏を含むさまざまなエリアから人が訪れ、海水浴場として賑…
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- かつうら海中公園
- かつうら海中展望塔は、沖合いから60mの場所にあり、海上に建てられた桟橋を渡って行くことができます。周りには遮るものがないので、よ…
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- 八幡岬公園
- 勝浦の市街地の南東にあり、海に突き出た八幡岬。かつて勝浦城があった場所で、現在は公園として整備されています。なんといっても海の眺…
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- 千葉県立中央博物館分館 海の博物館
- 海の博物館は、千葉県立中央博物館の分館として「房総の海の自然」をテーマにさまざまな展示を行っている自然誌博物館です。「房総の海」…
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- 遠見岬神社
- 遠見岬神社は、四国から房総半島に移り技術や文化をもたらしたという「天冨命(あめのとみのみこと)」をお祀りする神社。関東全域の発展…
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- JAXA勝浦宇宙通信所
- JAXA勝浦宇宙通信所では、打ち上げられた人工衛星の追跡管制を行なっています。人工衛星の位置や姿勢、電子機器が正しく動いているかを把…
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〈ダイバー気分で海の生き物を観察!かつうら海中公園〉
かつうら海中展望塔は、沖合いから60mの場所にあり、海上に建てられた桟橋を渡って行くことができます。周りには遮るものがないので、より海を近くに感じられ開放的な気分を味わえます。桟橋の先にある塔のらせん階段を下りると、水深8mの窓から海中の生き物を観察できる自然のままの水族館をたのしむことができます。
周辺の海は寒流と暖流の接点にあり、海の生物が豊富。年間を通して、約90種の生物を見ることができます
〈勝浦市のグルメといったら、勝浦タンタンメン!〉
勝浦タンタンメンは、漁業が盛んな勝浦の海女さん・漁師さんが寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着したご当地ラーメン。一般的に「タンタンメン」というとゴマ系のイメージがありますが、「勝浦タンタンメン」は醤油ベースのスープにラー油が多く使われているのが特長です。
具材には、ミジン切りにした玉ネギやひき肉が入ることが多く、お店によってはニンニク、ニラ、ネギが入ったり、スープも味噌やとんこつをベースにしたりと各店の特色を生かしたメニューが提供されています。
〈こちらもおすすめ!勝浦グルメ!〉
- edén レストラン&スパ
- 2022年夏にかつうら海中公園内にオープンした「edén」は、全天候型の温泉スパやレストラン、ショップが集合したオールオーシャンビューの複合施設。1階のレストランでは、地元でとれた海の幸や野菜などをふんだんに使った地中海料理が楽しめます。テラス席で波の音を聴きながらいただく料理は格別。足湯をしながら食事が楽しめる席もおすすめです。併設のショップでは、勝浦をはじめ千葉県産の野菜や名産品を販売。お土産にもぴったりの多彩な商品が揃います。
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- 勝浦港㊆市場食堂 勝喰
- 仲買人歴30年超の目利きである店主が厳選して直接仕入れている、とびきり新鮮な海の幸が味わえるお店。勝浦漁港の目の前に位置し、カツオ…
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- 割烹 中むら
- あわび、イセエビ、ひき縄カツオなど、勝浦漁港から直送した新鮮な魚介類に、丁寧な仕事を施した本格的な割烹が味わえます。新鮮なあわび…
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- 肉屋の食堂 みおや
- 勝浦市のご当地グルメ・辛くて旨い「勝浦タンタンメン」の正規取扱店。国道128号線沿いにある肉屋が経営する老舗食堂で、地元の常連さん…
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〈約430年前から続いている勝浦朝市〉
約430年前から続いている勝浦朝市。かつて漁師と農民が物々交換する場として始まり、市場には旬の野菜や山菜、魚介類などが並びます。
月2回開催されているあさいちマルシェでは、ハンドメイドの雑貨やキッチンカーなど個性あふれるお店がならび、朝市の新しい形として広がりをみせています。新鮮でおいしい食材が手に入ることはもちろんですが、ただ品物を「売る」「買う」だけでなく、ヒトとヒトとのふれあいを体感できるのも朝市ならではの魅力。食材の調理方法や日々の雑談など、出店者たちとの楽しいひとときをぜひ味わってみてください。
〈ひな祭りシーズンの盛大なイベント、かつうらビッグひな祭り〉
かつうらビッグひな祭りは、全国から寄贈されたひな人形が勝浦市内に飾られる、ひな祭りシーズンの盛大なイベント。
勝浦中央商店街をはじめ墨名交差点(となこうさてん)、覚翁寺(かくおうじ)など、随所に飾られた沢山のひな人形が町じゅうを春の雰囲気に彩ります。
日本最大級の「享保風雛(きょうほふうびな )」や東西での違いなど、ひな人形文化の奥深さに感銘を受ける展示が勢揃い。中には「三歌人付き」や「鶴亀雛」など、あまり出回らない貴重なものもあります。それぞれの家庭で子どもの健やかな成長を見守ってきたひな人形。今は勝浦の春の風物詩として、多くの人々の目を楽しませています。