アリランラーメンとは?名前の由来や歴史、八平の食堂まで徹底解説!
千葉三大ラーメンのひとつ、秘境で食べられる「アリランラーメン」を徹底解説!
名前の由来、歴史、調理工程、発祥の店「八平の食堂」と「らーめん屋八平」へのアクセス、混雑状況まで詳しくご紹介!一度食べたら病みつきになる人続出、中毒性抜群のスタミナラーメン。これを見ればアリランラーメンのすべてが分かる、完全ガイドです!
〈アリランラーメンとは?〉
アリランラーメンとは一言で表すなら、「究極のスタミナラーメン」。
一般的なラーメンは「器にスープやタレを入れる」ことが多いですが、ここでは、器にタレ等は入れずに、醤油ベースのスープに大量の玉ねぎ、ニンニク、ニラ、そして豚肉を投入し、豪快に「炒め煮」にしたものをどんぶりに注ぎ、麺と絡めていきます。
運ばれてきた瞬間、食欲を突き動かすニンニクの香りが鼻を抜け、丼の底まで見えないほど真っ黒なスープが目に飛び込む光景。
一口飲めば、炒めた玉ねぎの濃厚な甘みと、ガツンと効いたニンニクのパンチが融合。その唯一無二の味わいに、一口目から「これはハマってしまう...」と確信してしまう人が続出するほどのパワーを秘めています。
〈なぜアリランラーメンと呼ばれている?名づけられた由来・歴史は?〉
「千葉の山奥なのになぜアリラン?」と疑問に思う方も多いはず。
その名の由来は、韓国民謡「アリラン節」に登場する「アリラン峠」にあります!
アリランラーメンの生みの親である創業者がこのメニューを考案した当時、お店がある長南町周辺は非常に険しい山道が続いていました。
「この険しい峠を越えてくる人々に、スタミナがつくものを食べさせてあげたい」
かつての峠越えは、今以上に過酷なもの。そんな時代背景の中、スタミナ満点の食材を詰め込んだラーメンを「アリラン峠」になぞらえ、
「これを食べて元気に峠を越えてほしい」
という温かい願いから、この独特な名前が誕生したことが始まりです。
〈アリランラーメンが食べられるお店は2店舗〉
アリランラーメンと名乗ることができ、その味を味わえるのは、「八平の食堂」(長柄町)と「らーめん屋八平」(長南町)の2店舗だけとなっています。
その唯一無二の味を作ることができるのは、らーめんへの情熱を最も近くで受け継いだ、創業者の一族のみ。
現在は、親(創業者)から子へその味が継承されています。(姉:らーめん屋八平店主、妹:八平の食堂店主)
それぞれに違ったストーリーがあるのも、魅力のひとつと言えるでしょう。今回は「らーめん屋八平」に密着取材!
①八平の食堂
「アリランラーメンを語るなら、まずはここへ」と誰もが口を揃えるのが、発祥の地である「八平の食堂」。
現在は創業者から継承した娘さん(妹)が店主を務めています。らーめん屋八平と比べると、あっさりしている味が特徴。
ナビを頼りに進んでも、店があるのかと不安になるほど山深い場所に位置しており「日本一行きにくいラーメン屋」と呼ばれることも。
その不安を乗り越えた先に現れる、昭和の面影を残すレトロな外観こそが、訪れる者の期待感を最高潮に高めてくれること間違いなし。
鳥のさえずりが聞こえるほどの静寂の中、行列に並びながら漂ってくる香ばしいニンニクの匂いを嗅ぎ、入店を待つ時間は格別です。
店内は飾らない昔ながらの食堂の雰囲気で、店主の鮮やかな手さばきによって鉄鍋からもうもうと湯気が立ち上る様子は圧巻のひとこと。
「わざわざ峠を越えてくる人にスタミナを」という創業の原点を、肌で感じることができる唯一無二の場所です。
Column
なぜ日本一行きにくいラーメン屋と名付けられた?
東京から新幹線を乗り継いで訪れたお客さんが、道のりの険しさに思わず、「日本一行きにくいラーメン屋」と創業者に伝えたことが始まりです。電車やバスでは行きにくい不便な場所というのもより贅沢な一杯に。親から子へと継承された味は、今もなお、訪れる者の心を震わせています。
②らーめん屋八平
総本山「八平の食堂」から少し離れた場所にあり、創業者の娘さん(姉)が店主を務めるお店。
圏央道「市原鶴舞IC」から車で約10分という好アクセスで、遠方から訪れる旅行者や、ツーリング中のライダー、あるいはサイクリストにとって非常に立ち寄りやすいのが魅力です。
使用している食材は同じですが、最後の調理方法が多少異なり「八平の食堂」よりコク深い味が特徴です。
調理場から聞こえる力強い鍋振りの音はここでも健在であり、のどかな田園風景の中にぽつんと現れる店舗は、まさに秘境のラーメン屋。
アクセスの良さと、しっかりと守られた伝統の味。その両方を兼ね備えた、アリランラーメンへの入り口にふさわしい名店です。
Column
らーめん屋八平オープン秘話
もともとこの場所は創業者の自宅。すぐ近くに製麺所があり、創業者が自身の両親に製麺をお願いしていたところ、地元住民より「製麺しているなら、ここにもお店を作ってほしい」と言われ期待に応えたことが始まり。地域に寄り添ったこの姿勢こそが、今も多くの方に愛される秘訣です。
・まずは記名!
到着したらまずは、お名前を記入しましょう。
車内で、待つことができるのも嬉しいポイント!
・メニュー
メニューはシンプル!ここに来たほとんどが「アリランラーメン」又は「アリランチャーシュー」を頼むとのこと。
迷ったら、自慢のチャーシューを味わえるアリランチャーシューがおすすめ!
〈多くの人に愛される麺は、こだわりの自家製麺!〉
アリランラーメンのスープにおいて、その個性を真正面から受け止める自家製麺こそが、一杯の完成度を左右する真の立役者。
ニンニクや玉ねぎの旨味が凝縮された濃厚なスープに対し、麺には並大抵ではない存在感が求められるのは当然のことといえるでしょう。
計算し尽くされたその太さは、すすり上げた瞬間にスープを絶妙に絡める計算された黄金比。
一口ごとに小麦の豊かな香りと醤油の深いコクが、口の中で完璧な調和を果たしてくれます。
最大のポイントは、その週に提供する分だけを打つという鮮度への徹底した姿勢。
使用する量を見込んで前日、又は前々日に常温に出して調整する店主の職人ぶりが光ります。
太くてコシのあるワシワシとした麺は、熱々のスープの中でも最後まで力強い弾力を失うことなく食感を維持。
噛めば噛むほど麺本来の甘みを感じることができる、アリランラーメンでしか味わえない麺です。
〈アリランラーメンの調理工程に密着!〉
- ①玉ねぎをカット
- アリランラーメンを語るうえで、欠かせないのは玉ねぎ。季節に合わせて白子たまねぎを始めとした、千葉各地の玉ねぎを使い分けています。最大のポイントは、切りおきを一切しないという徹底した姿勢。ここでは注文が入ってから一玉ずつ丁寧に包丁を入れるのが鉄則となっています。
-
- ②切った玉ねぎを炒める
- 切りたての新鮮な玉ねぎを「かえし」と呼ばれる、醤油ベースのタレを使って炒めていきます。
-
- ③チャーシューをカット ※アリランチャーシューの場合
- 実はこのチャーシュー、アリランラーメンのスープのだしをとるためにも使われています。千葉以外の産地の豚肉を使ったこともあるが、香り・味が全く違うとのこと。店主がこだわり抜いたホロホロで旨味の詰まったチャーシューです。
-
- ④ラーメンスープを使って煮炒め状態に
- 他のラーメン屋ではなかなか見ない、玉ねぎをニンニクなどの調味料を入れながらスープで煮炒め状態に。食べた際に、玉ねぎのシャキシャキした歯応え、じっくり煮込まれることによって食材の旨味が凝縮されたスープは、アリランラーメンならではの味わいです。
-
- ⑤こだわりの自家製麺を茹で上げ
- 玉ねぎを炒める工程と同時進行で、行っている麺茹で。店主の絶妙なタイミングで茹であげることにより、噛み応えのある食感を残しつつもしっかりスープと絡む麺に仕上がっています。
-
- ⑥スープを注いでいく
- アリランラーメンのスープは一言でいうと、「魚介と豚骨」。チャーシューの旨味がびっしり詰まった醤油に加え、煮干しからだしをとっているのが特徴です。店主のこだわりで、じっくり時間をかけて火を通すことにより、豚骨・煮干しの臭みをなるべく出さないようにしています。
-
- ⑦盛り付けて完成!
- アリランチャーシューであればチャーシュー+ネギ、アリランラーメンであればネギを最後にトッピング。
-
〈いざ、実食!〉
〈お土産用ラーメンも販売!〉
店頭で買えるお土産用は、自宅でも手軽に作れるため、自分へのご褒美・贈り物にも最適。
荷物が多くて持ち帰れない・遠方の方は、公式オンラインショップ「IPPEA STORE」で購入することができます。
自宅でアリランラーメンの味を限りなく再現する秘訣は、たっぷりの玉ねぎ、ニンニク、ニラを惜しみなく使用すること!
特に玉ねぎは調理の直前に刻むのがポイント。鮮烈な甘みと食感がより一層際立ちます。
自分だけのアレンジで、アリランラーメンの美味しさを堪能してみるのもおすすめ!
Column
不定期で持ち帰り用のチャーシューも販売!
アリランチャーシューにも使用しているチャーシューは不定期で販売しています。グラム数によって値段が変わるため、お好みのサイズ・予算に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。販売をしている日は、店内・店外共に「本日チャーシュー販売可能です」と張り紙が掲示されているので要チェック!
〈らーめん屋八平・八平の食堂へのアクセス・駐車場・混雑具合〉
どちらのお店もお昼時は入店待ちが出るほど大変混雑しています。
日によって変わりますが、オープン直後・14時以降が比較的入店しやすいので、おすすめです!
らーめん屋八平
住所:〒297-0153 長南町山内813-2
TEL:0475-46-1167
営業時間:11:00〜16:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:水曜日
アクセス:圏央道「市原鶴舞IC」下車後、県道147号線を長南方向へ進み約10分
・のぼりが目印!
八平の食堂
住所:〒297-0206 長柄町山根1201
TEL:0475-35-2467
営業時間:11:00 〜 18:15(スープがなくなり次第終了)
定休日:水曜日
アクセス:圏央道「茂原長柄スマートIC」下車後、茂原街道を千葉方面へ進み約5分
〈アリランラーメンMAP〉
- 八平の食堂
- らーめん八平
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
〈八平の食堂周辺の観光スポット&グルメ〉
- Sport & Do Resort リソルの森
- 首都圏から車で約1時間と恵まれたアクセスの体験型リゾート施設「リソルの森」は、自然の中で休暇を満喫できる施設が充実しています。東…
-
- 詳細を見る
- フォレストアドベンチャー・ターザニア
- フォレストアドベンチャーはフランス生まれの自然共生型アウトドアパークで、森そのものを楽しむために生まれました。専用のハーネスを装…
-
- 詳細を見る
- 市原みつばち牧場
- 都心からほど近い市原市で数十年も放棄された農地や山林を整備し、養蜂のための蜜源植物の栽培を軸に里山再生に取り組む「市原みつばち牧…
-
- 詳細を見る
- 茂原公園
- 「日本さくら名所100選」に選ばれ、桜の名所として知られている茂原公園。毎年シーズンになると、約2,000本以上の桜が弁天湖の周りを一面…
-
- 詳細を見る
- くろいちごcafé 浦部農園 茂原
- 茂原市ののどかな畑に囲まれた「くろいちごcafé 浦部農園」。ブルーベリー畑を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごせるカフェ…
-
- 詳細を見る
- カフェ&リストランテとっチーノ
- 県下最大級の規模を誇る緑花木市場を備えた「道の駅 みのりの郷東金」内にあるレストラン。菜の花やタケノコ、ハマグリなど旬の新鮮素材…
-
- 詳細を見る
・八平の食堂周辺の観光スポット&グルメMAP
- Sport & Do Resort リソルの森
- フォレストアドベンチャー・ターザニア
- 市原みつばち牧場
- 茂原公園
- くろいちごcafé 浦部農園 茂原
- カフェ&リストランテとっチーノ
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
〈らーめん屋八平周辺の観光スポット〉
- 笠森観音(笠森寺観音堂)
- 山頂の巨大な岩の上に建つお堂と下から支える何十本もの柱が見せる壮麗な姿。この笠森寺観音堂は、後一条天皇の勅願により1028年に建立さ…
-
- 詳細を見る
- ANIMAL WONDER REZOURT 市原ぞうの国
- 市原ぞうの国は、水と緑に囲まれた高滝湖近くに位置しています。2021年に市原ぞうの国・サユリワールドが新しいリゾート型動物園としてリ…
-
- 詳細を見る
- 高滝湖グランピングリゾート
- 廃校となった旧高滝(たかたき)小学校をリノベーションしたグランピング施設。小湊鐵道「高滝駅」から徒歩約9分と、電車でアクセスでき…
-
- 詳細を見る
- 道の駅 むつざわつどいの郷
- 健康的で地域に根ざした特産品を取り揃えた道の駅、スマートウェルネスタウン「むつざわつどいの郷」は、季節ごとに多彩に色づく里山に囲…
-
- 詳細を見る
- 高秀牧場 ミルク工房
- 約200頭の乳牛を飼育し「循環型酪農」を実践する高秀牧場。こちらにあるカフェでは、絶好の環境で育てられた牛から絞った新鮮な牛乳を使…
-
- 詳細を見る
- 里に出会えるカフェ サトモノ屋
- サトモノ=里の物(野菜やお米、建物)を里に縁のある者(地元の年寄りや若手移住者など)がプロデュースしたメニューや商品などをご提供…
-
- 詳細を見る
・らーめん屋八平周辺の観光スポット&グルメMAP
- 笠森観音(笠森寺観音堂)
- ANIMAL WONDER REZOURT 市原ぞうの国
- 高滝湖グランピングリゾート
- 道の駅 むつざわつどいの郷
- 高秀牧場 ミルク工房
- 里に出会えるカフェ サトモノ屋
- 八平の食堂
- らーめん八平
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
〈まとめ〉
いかがでしたでしょうか。
「アリランラーメン」のパンチある一杯には、千葉県産の豊かな食材と、創業以来守り続けてきたラーメンへの情熱が凝縮されています。
お店に漂うニンニクの香りに包まれるもよし、お取り寄せ・お土産用でその余韻に浸るもよし。
一度味わえば虜になる「秘境のラーメン」を、ぜひ食べに行ってみてくださいね。