ベストシーズン到来!菜の花満開の千葉・小湊鐵道沿線を遊び尽くそう
市原市から大多喜町までの約39.1kmをのんびりと走るローカル線・小湊鐵道。いよいよ3月中旬から4月上旬にかけて、沿線に菜の花と桜が咲き誇り、特別車両「房総里山トロッコ」が運行する、ベストシーズンが到来します!人気のフォトスポットはもちろん、春のお出かけ日和を満喫できるアクティビティスポットにも注目。自然の中で思い切り遊び尽くす、小湊鐵道沿線の春旅をご紹介します。
童心に返れる、湖畔のアクティビティリゾート「高滝湖グランピングリゾート」@高滝駅
家族や仲間とアクティビティを満喫!
2021(令和3)年にオープンした「高滝湖グランピングリゾート」は、廃校となった高滝小学校をリノベーションした、若者やファミリーに人気の施設。元学校ならではのワクワクする仕掛けが満載で、敷地内にある体育館やプレイルームでは、天候を気にせずトランポリンや卓球などで思い切り体を動かすことができます。夜間はキャンプファイヤーや手持ち花火のほか、理科室などでの肝試しのオプションも!自転車をレンタルして、自然豊かな高滝湖周辺を散策するのもおすすめです。グランピング初心者でも快適に過ごせるよう、エアコン完備のドームテントに宿泊に必要な備品が揃っているのはもちろん、貸切風呂などの設備も充実。県産食材にこだわった本格BBQ付きプランもあり、手ぶらで気軽にアウトドアを満喫できます。
本物の小湊鐵道車両に泊まる体験
好みに合わせて選べる3種類のテントのほか、特別な宿泊体験として提供されているのが、小湊鐵道で実際に活躍していた車両「キハ203」に泊まれるプランです。1963(昭和38)年から57年間にわたり運行していたという車両を改装した室内には、吊り革や運転席など列車の特徴的な部分はそのままに、快適にくつろげるよう様々な工夫がされています。運転席に座ったり、オリジナル駅弁を食べたり、寝台列車のようなベッドで休んだりと、非日常的な滞在をぜひ楽しんでみてください。
所在地:市原市養老1012-1
足を伸ばして行きたい!最新グルメスポット「Muirhead Fields BLU LEAF」@高滝駅
高滝駅から約1.5kmのところにある「Muirhead Fields BLU LEAF」は、宿泊施設や飲食店が集まる注目のスポット。中でも築約200年の古民家を改装し、2024(令和6)年にオープンした「FARMER’S TABLE Grill & Steam」は、自社農園で採れた野菜を中心としたメニューが人気のレストランです。50席以上ある広々とした店内の一部では、愛犬と一緒に食事が楽しめるのも魅力。歴史ある建物の温もりを感じながら、ゆったりと過ごすことができます。
看板メニューは土鍋を使った熱々のビーフシチュー。じっくり煮込んだお肉と新鮮な野菜がたっぷり入っており、体の芯から温まる一品です。他にもシェフ特製の本格四川麻婆豆腐や、インドスパイスカレー(ランチのみ)、伊賀焼の陶板で味わう千葉県産A4ランク牛のすき焼き(ディナーのみ)など、ジャンルに捉われない幅広いメニューが揃っているので、家族やグループで訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地:市原市養老1012-1
昨年7月、敷地内にオープンしたベーカリーには、全粒粉や古代小麦、フランス産A.O.P発酵バター(※)など、オーガニックな素材を使ったこだわりのパンが並びます。特に、クロワッサン生地を三日月形に成形し、ディプロマットクリームを詰めた「LUNE(リュヌ)」は必食!何層にも重なるサクサクとした生地と、なめらかで軽いクリームが相性抜群の一品です。
(※)原材料の産地や製造方法など厳しい基準をクリアし、A.O.P認証を受けた発酵バターのこと。
自転車で風を感じながら、景色を堪能「OIKAZE BIKE WITH COFFEE」@月崎駅
サイクリングとコーヒーを楽しむ憩いの場
「OIKAZE BIKE WITH COFFEE」は、元地域おこし協力隊の店主が、サイクリングの拠点を目指してオープンしたカフェ兼サイクルスタンド。随所にサイクリストのための工夫が施されており、店内の専用スタンドに愛車を置き、眺めながら寛げるのが特徴です。カフェでは、店主が焙煎からこだわったコーヒーに加え、スイーツや季節のパスタなどのランチメニューも提供。電動アシスト付きのレンタサイクルもあるので、ここを拠点に、車では見逃してしまう里山の景色を、ぜひのんびりと堪能してみてください。
ほろ苦さがクセになる、人気の固めプリン
「OIKAZE」の定番スイーツ「コーヒープリン」は、牛乳に直接コーヒー豆を浸して抽出する“ミルクブリュー” にこだわって作られた一品。卵を贅沢に使うことで、しっとりと固めの食感に仕上がっており、ギリギリまで焦がしたというカラメルと相まって、ほろ苦く大人な味わいを楽しめます。他にもオールドファッションドーナツやフレンチトーストなど、店主が趣向を凝らして作るスイーツが揃っており、コーヒーとの相性も抜群です。
所在地:市原市田淵791
終着駅から徒歩5分!秘境キャンプ場&サウナ「しげキャン/sauna en」@上総中野駅
快適さも追求!進化を続ける個性派キャンプ場
小湊鐵道の終着駅にある「しげキャン」は、駅から徒歩圏内とは思えないほどの大自然に囲まれた、ノンフィクション作家のオーナー中山茂大さんによる手作りキャンプ場。昨年5月にはエアコン完備のコテージがオープンし、12月からはフリーサイトで電源利用が可能になるなど、より快適に過ごせるよう進化を続けています。夜にはアイリッシュ風のバーとなる受付棟や、セルフで沸かす五右衛門風呂など、キャンプ+αを楽しめるこだわりの施設や設備が魅力です。
目の前を川が流れるプライベートサウナ
敷地内には、地元で伐採業を手掛ける「team en」が大多喜町産の杉を使って作り上げた「sauna en」があり、本格フィンランド式サウナを楽しむことができます。薪ストーブを設えた室内でセルフロウリュにより体を温めた後は、水風呂代わりに目の前の川へそのままダイブ!
夜もライトアップして営業しており、杉林に囲まれたデッキで満天の星を眺めながらととのう「ナイトサウナ」体験もおすすめです。
所在地:夷隅郡大多喜町中野575
Column
次世代につなぐ「のだっぽり」の景色@月崎駅~上総大久保駅
レトロな車両と菜の花、桜が競演する春らしい景色がフォトスポットとして人気の小湊鐵道沿線では、10か所以上の拠点で菜の花の維持管理を市民団体が担っています。月崎駅から上総大久保駅間の通称「のだっぽり」もその一つ。昨年は一般公募した参加者と地域住民が手を取り合い、種まきや草刈り、清掃などを行いました。より多くの人たちと一緒に景色を次世代へつなげていく、新たな取組として注目されています。
所在地:市原市月崎
このカフェと街を、50年後も愛される場所に
ushikuni cafe 店主 曽根 晴 氏
小湊鐵道 上総牛久駅の駅舎に併設し、自家焙煎のコーヒーをテイクアウトで提供する「ushikuni cafe」。店主の曽根晴氏に、カフェをオープンした経緯やコーヒーへのこだわり、地元への想いと今後の展望について伺いました。
profile
曽根 晴(そね はるる)
市原市出身。留学をきっかけにコーヒー豆の輸入事業に携わり、国際コーヒー鑑定士「Qアラビカグレーダー」を取得。2020年に地域おこし協力隊員が立ち上げたプロジェクト「#牛久にカフェを作りたいんだ」に参加し、その店舗を引き継ぐ形で2024年に「ushikuni cafe」をオープン。現在は、地元住民や小湊鐵道の乗客にコーヒーを提供しながら、イベントの企画や新商品の開発などに取り組んでいる。
街全体の雰囲気とともに楽しむ小さなカフェ

- -「ushikuni cafe」を始めた経緯と想いを教えてください

- もともと駅舎の物置だったこのスペースを何かに活用できないかと、6年前に「#牛久にカフェを作りたいんだ」というプロジェクトが発足。そこに参加したご縁から、2年前に運営を引き継ぎ、リニューアルして始めたのが現在の「ushikuni cafe」です。“街全体が客席”をコンセプトに、テイクアウト専門店として、コーヒーとともに駅前の商店街にある店舗で作られたお菓子などを提供しています。駅のベンチや列車の中など、好きな場所でのんびりと、街の雰囲気を感じながらコーヒーを味わってもらえたら嬉しいです。

コーヒーを地元の魅力を広めるきっかけに

- - コーヒーへのこだわりや商品開発について教えてください

- 過去に留学した国が輸出する、コーヒー豆の輸入事業に携わったことで、本格的に勉強したいと思い、難易度が高く国内でも300人ほどしか保有していない国際的なコーヒー鑑定士の資格を取得しました。カフェは1坪ほどのスペースですが、本格的な味わいのコーヒーを提供するため自家焙煎にこだわっています。最近では、クラウドファンディングを利用し、気軽に飲めて贈り物にもぴったりなカフェオレベースを開発。地元の魅力を知ってもらうためのきっかけづくりを常に考えています。

50年後も愛される場所を目指して

- -地元への想いや、今後の展望を教えてください

- 昨年11月に企画した、スイーツとコーヒーを味わいながら列車で旅する「アフタヌーンティー列車」が好評で、3月に2回目を開催することになりました。また、上総牛久商店街の一員として、小湊鐡道の観光列車が停車する時間にホームで商品を販売する「出張牛久商店街」にも参加しています。小湊鐡道のあるこの街とお店を“50年後も愛される場所”にし、次の世代に繋げていくため、イベント開催などを通じた“おもてなし”という形の交流を図ることで、より多くの人に街の魅力を伝えていきたいです。

Column
ushikuni cafe
小湊鐵道 上総牛久駅の駅舎に併設するコーヒースタンド。コーヒー鑑定士の資格を持つ店主が淹れるコーヒーは、地元の人から愛されているのはもちろん、休日には乗客の利用に加え、SNSをきっかけにお店を目指してくる客も多いそう。コーヒーを片手に、列車を待つ時間や街歩きを楽しんでみてください。
所在地:市原市牛久897 小湊鐵道 上総牛久駅直結
期間限定!特別車両「房総里山トロッコ」が運行スタート
~里山をのんびりと駆けるレトロな列車は、まるでアトラクション!~
3月中旬から運行を開始する小湊鐵道の「房総里山トロッコ」は、SLを模した機関車「DB4型」が客車を引く期間限定の観光列車。五井駅から養老渓谷駅までを片道2時間ほどで走ります。4両すべて天井がガラス張りで、うち2両は窓ガラスがない展望車となっており、里山に吹く爽やかな風を直接感じられるのが魅力です。レトロな駅舎やトンネルはもちろん、春には沿線に広がる菜の花や桜の絶景も大きな見どころ。列車に手を振る地域住民の姿もあちこちで見られ、沿線全体での“おもてなし”に心が温まります。
運行期間:例年3月20日頃~12月上旬まで
ベストシーズン到来!小湊鐵道沿線MAP
- 高滝湖グランピングリゾート
- Muirhead Fields BLU LEAF
- OIKAZE BIKE WITH COFFEE
- しげキャン/sauna en
- ushikuni cafe
- のだっぽり
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関東発 日帰り・週末旅行に!小湊鐵道 おすすめ撮影スポットと周辺観光スポット徹底ガイド
都心からわずか1時間!週末のお出かけに最適な小湊鐵道で、昔なつかしい風景を探しませんか? 春には一面を黄色に染める菜の花畑、そして淡いピンクの桜並木が出迎えてくれます。 カメラ愛好家にはたまらない絶景撮影スポットが満載! レトロな車両が織りなすノスタルジックな光景は、鉄道ファンならずとも心惹かれるはずです。 さらに、お子様連れのファミリーも大満足の周辺観光スポットや、列車の旅を彩る沿線グルメもご紹介。
※2026年1月13日~2月27日 線路工事のため、平日に限り、里見駅~上総中野駅間で、始発・最終の時間を除き列車を運休し振替輸送を行います。
詳細は、公式HP等をご確認ください。
小湊鐵道で房総里山トロッコに乗ろう!レトロな車両で里山の自然を体感
昔ながらの趣がある駅舎に、ゴトンゴトンとゆっくり音を立てながらやってくる!
そんなノスタルジックな情景に胸が高鳴る、小湊鐵道。
のどかな自然に囲まれた千葉県の房総半島を走り続け、大正時代より多くの人々に愛され続けてきました。
この記事では、そんな小湊鐵道の魅力や沿線の観光スポット、お得なチケットなどについて紹介していきます。