佐倉市ってどんなところ?
歴史からおすすめの観光地/飲食店/お土産までご紹介します
佐倉市には歴史文化を感じられるスポットが満載!
観光スポットだけでなく、おしゃれなカフェやレストラン、ご当地のお土産まで、今まで知らなかった佐倉市を見つけてみませんか?
佐倉市ってどんなところ?
都内から電車で約1時間、成田空港からも特急に乗れば約20分と、抜群のアクセスを誇る佐倉市。
佐倉城の城下町として栄え、歴史的なスポットが集まる佐倉城址公園周辺や豊かな自然と様々なレジャーが楽しめる印旛沼周辺、そして佐倉市の玄関口であり主要な観光スポットが点在しているJR佐倉駅・京成佐倉駅周辺に分けることができます。
各エリアでは季節ごとに行われるイベントも盛ん。特に花に関するイベントが多く、春は桜やチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモスなど四季を通して花の移ろいを楽しむことができるのも特徴です。
その他にも佐倉マラソンや秋祭り、佐倉城下町散歩などが有名ですが、佐倉市を代表するイベントとして外せないのが佐倉市民花火大会(佐倉花火フェスタ)。
佐倉ふるさと広場の風車越しに、印旛沼の水面に反射して映る花火の迫力と美しさは圧巻です。
1年を通して楽しめる様々なイベントを目当てに、佐倉市へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
佐倉市内へのアクセス方法
●電車でのアクセス
<東京方面から>
京成本線上野駅から快速特急で約60分
JR総武本線東京駅から快速で約60分
<成田方面から>
京成本線成田空港駅から特急で約20分
●車でのアクセス
<東京方面から>
東関東自動車道 東京・箱崎JCTから約60分
<成田方面から>
東関東自動車道 成田ICから約25分
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JR佐倉駅と京成佐倉駅
JR佐倉駅と京成佐倉駅は意外と距離が離れています。
佐倉城址公園や国立歴史民俗博物館へ訪れる際にはJR佐倉駅、佐倉ふるさと広場や麻賀多神社へ訪れる際には京成佐倉駅が便利です。
JR佐倉駅と京成佐倉駅間を移動する際は、バスやタクシーを利用するのが一般的。バスの時刻表を事前に確認しておくとスムーズに移動できます。
★佐倉市のおすすめスポットMAP
- 国立歴史民俗博物館
- 佐倉城址公園
- ひよどり坂
- 旧堀田邸(さくら庭園)
- 佐倉武家屋敷
- 佐倉順天堂記念館
- 佐倉ふるさと広場
- 佐倉草ぶえの丘
- 佐倉ラベンダーランド
- DIC川村記念美術館
- 佐倉市立美術館
- 入母屋珈琲 ユーカリが丘本店
- 遊っ蔵
- フレンチ&バー ディネット
- 中華レストラン みろべー
- 房州屋 本店
- 蔵六餅本舗 木村屋
- 小川園 佐倉新町本店
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佐倉市の代表的なスポット5選~自然・芸術~
季節ごとに様々な草花を楽しめる佐倉市。カメラを持ってインスタ映えの風景を探しに出掛けましょう。
また、美しい自然だけではなく芸術に触れることができるのも魅力です。
- 佐倉ふるさと広場
- 印旛沼南側の湖畔に位置し、四季折々に美しい公園です。江戸時代からオランダとの歴史的・文化的交流が続く佐倉市。その親善のシンボルと…
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- 佐倉草ぶえの丘
- 緑豊かな自然の中で、農業体験や生き物とのふれあいが楽しめるレジャースポットです。すべり台やターザン渡りなどのアスレチック遊具も充…
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- 佐倉ラベンダーランド
- 「佐倉を花でいっぱいの街にしたい!」という発想から誕生した佐倉ラベンダーランド。総面積13,600平方mの農園では、「濃紫早咲」「よう…
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- 佐倉市立美術館
- 佐倉市立美術館は、芸術文化に対する理解と親しみを持っていただけるよう市民に身近な施設づくりをめざして1994年に開館した美術館です。…
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- DIC川村記念美術館
- DIC株式会社および関連会社の美術コレクションを公開する私立美術館です。17世紀の巨匠レンブラントの肖像画、モネやルノワールらの印象…
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城下町として栄えた江戸時代の佐倉藩
佐倉は、徳川家康の時代に佐倉城が築城されたことにより、周辺が城下町として形成され、栄えました。
以来、徳川政権下において有力な大名たちが封ぜられた佐倉藩は、幕府の老中職についた大名が各藩の中で最多となったことから、「老中の城」と呼ばれるようになりました。
現在では、佐倉市民憩いの場となっており、桜のシーズンにはお花見客でにぎわう佐倉城址公園。広い敷地内に城の遺構が多数残っており、特に天守閣跡や巨大な馬だし空堀、水堀に守られた南出丸や西出丸は必見です。
敷地内の佐倉城址公園管理センターには、佐倉城に関する模型や出土遺物が展示されており、当時の様子を知ることもできます。
佐倉藩を語る上で欠かせないのが堀田家です。なんと256年間の佐倉藩の歴史の中で約6割の期間、藩主を務めてきました。幕末の動乱期には佐倉藩を支え、明治維新の後には佐倉の発展に力を尽くしました。
中でも、堀田正睦は1837年に佐倉藩の藩主となり、藩政改革を進め、財政の健全化や農業の振興に尽力。教育にも力を入れ、人材の育成に努めました。このような下地があって、佐倉藩は経済的および文化的に発展を遂げたと言われています。1855年には幕府の最高職の一つである老中に就任し、外交や内政のさまざまな問題に取り組みました。日米和親条約(1854年)や日米修好通商条約(1858年)の締結に深く関わったことでも知られています。
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明治時代の佐倉市は軍人の街
江戸時代には佐倉城の城下町として栄えた佐倉市ですが、幕末から明治時代にかけては戊辰戦争や西南戦争など戦乱の舞台となりました。
明治時代になると陸軍の騎兵隊が置かれ、軍人や兵士たちが多く住んでいたため、「軍人の街」と呼ばれるようになりました。現在でも、市内には軍人たちを祀る「佐倉騎兵連隊跡」や「佐倉騎兵兵舎」などの史跡が点在しています。
佐倉市の代表的なスポット7選~歴史・文化編~
日本の歴史と民俗に関する約26万点の資料が収蔵されている国立歴史民俗博物館や、江戸時代の街並みや家屋が保存されている地区など歴史的なスポットが点在している佐倉市。
まるでタイムスリップしたかのような歴史情緒溢れるスポットをお散歩してみませんか。
- 国立歴史民俗博物館
- 「歴博」の愛称で親しまれている国立歴史民俗博物館は、日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館です。1981年に研…
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- 佐倉城址公園
- 佐倉城跡の中に位置し、梅や桜、花菖蒲などの美しい花木が豊かな歴史公園。公園内には天守閣跡、空堀など城の遺構が多数残されており、佐…
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- ひよどり坂
- 武家屋敷通りに隣接した古径(こみち)で、江戸時代からほとんど変わらない美しい竹林に囲まれています。「サムライの古径」とも呼ばれる…
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- 旧堀田邸(さくら庭園)
- 明治時代、佐倉市街に隣接する高台に建造された最後の佐倉藩主・堀田正倫(まさとも)の邸宅。1910年には後の大正天皇である東宮殿下の来…
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- 佐倉武家屋敷
- かつて佐倉藩士が暮らしていた江戸時代後期の武家屋敷3棟を復元したものです。城跡の東に位置する宮小路町の一画。城下町佐倉の面影を今…
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- 佐倉順天堂記念館
- 江戸から佐倉へ移り住んだ蘭医の佐藤泰然(たいぜん)が、1843年に開いた蘭医学の塾を兼ねた診療所です。当時は「西の長崎、東の佐倉」と…
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- 麻賀多神社
- 北総印旛沼の南岸、八千代市から成田市まで18社鎮座している中の1社で佐倉藩の総鎮守です。祭神は稚産霊命(わかむすびのみこと)で、こ…
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佐倉市を代表する偉人 津田仙
約20年ぶりに発行される新紙幣。新5千円札の顔として津田梅子が選ばれました。
実は梅子の父・仙は、佐倉藩士の子として佐倉城内で生まれ、藩の藩校「成徳書院」(現在の佐倉高校)で学んだという、佐倉市と非常にゆかりの深い人物なんです。
1853年(嘉永6年)の黒船来航時に江戸湾警固の砲兵隊に配属され、黒船を間近で見たことがきっかけとなり、オランダ語や英語の勉強を始めました。
外国語の勉強を始めてから5年で、幕府の外国奉行の通訳として採用されます。
1867年(慶応3年)には、幕府がアメリカに発注し未納となっていた軍艦の納品を求める使節団の一行に選ばれ渡米。
一行の中には、のちに慶應義塾大学を創設した福沢諭吉もいました。約5ヵ月の滞在でアメリカの豊かさを実感し、これからはアメリカに学ばなければいけないと考え、帰国時には武士の命ともいえるまげを切ってしまっていたそうです。
帰国後の仙は、通訳兼洋学教授として新潟へと転勤。しかし世の情勢は目まぐるしく変わり、仙が江戸に戻ってきた頃には幕府は倒れ、明治の世になっていました。
職を失った仙ですが、英語力を買われ、新しくできた外国人向けのホテルで働き始めます。そこで西洋野菜に出会い、自ら野菜や果物の栽培を始めました。
トマト、アスパラガス、オランダのイチゴ、アメリカのリンゴなどを日本に初めて導入したのは、実は仙だったといわれています。その後、栽培だけではなく、農学校を設立し西洋野菜の国内普及に尽力しました。
佐倉市内の小中学校では、仙の命日である4月24日前後に各校独自の「津田仙メニュー」給食を実施し、仙の功績について知り、郷土に誇りを持ってもらう取り組みが行われています。
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佐倉市と関わりのある人物たち
津田仙以外にも、佐倉市からは多くの偉人が輩出されています。
江戸時代末期から明治時代初期にかけて活躍した佐藤泰然は、病院兼蘭医学塾である佐倉順天堂を開設しました。
その門をたたき、のちに佐藤泰然の養子となり後継者となった佐藤尚中は、後に順天堂大学となる順天堂医院を東京に開くなど、多くの優秀な人材を育て、近代医学の発展に大きな功績を残しました。
その他にも、日本の近代洋画の先駆者と言われる浅井忠や、日本で初めて靴を製造した西村勝三などが佐倉市と深い関わりのある人物として知られています。
【関連記事はこちら】
新五千円札の顔となった津田梅子はどのような一生を送ったのでしょうか。
こちらの記事でご紹介しております。
佐倉市のおすすめグルメ
多彩で魅力的な飲食店が揃う佐倉市では、新鮮なご当地野菜を使った料理も楽しめます。
地元で愛される名店を巡り、美味しいひとときを過ごしてみませんか?
- 入母屋珈琲 ユーカリが丘本店
- 古民家をリノベーションしたカフェ&バー「入母屋珈琲」。地元の無農薬野菜や千葉県ブランドの肉や魚などの食材を使用したランチプレート…
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- 遊っ蔵
- 季節の野菜と自家産米を使用した身体に優しいゴハン野菜たっぷりメニュー毎日5種類以上心と身体が喜ぶ癒し空間愛猫スミレとカエデもお待…
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- 中華レストラン みろべー
- 佐倉市で新鮮野菜を使ったラーメン、一品料理、定食、デザートなどお子様からご年配の方まで安心してお料理を楽しんで頂ける種類豊富な中…
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- フレンチ&バー ディネット
- 京成本線ユーカリが丘駅直結と、アクセスの良さが魅力の「ウィシュトンホテル・ユーカリ」のメインダイニング。本格フレンチの味が楽しめ…
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- 房州屋 本店
- 創業100年を超えるという佐倉市随一の老舗蕎麦屋。古き良き時代の趣を感じさせる建物が特徴で、歴史を物語っています。店内は木のぬくもりが感じられ、その雰囲気の中で食べる蕎麦は絶品です。
お店おすすめのメニューは「三味そば」。野菜天、なめこ、とろろと三者三様の味が楽しめ、常連客からも評判の一品です。
- 金子牧場
- 新鮮な牛乳を使った自家製ソフトクリームが絶品の金子牧場。濃厚なミルクの中に、さっぱりした後味があり、いくつ食べても喉が渇かないほどの美味しさがあります。牧場内には、牛舎や放牧場があり、健康な牛たちの姿を間近で見ることができます。ソフトクリームの他にも、牧場で採れた新鮮な牛乳やヨーグルト、飲むヨーグルトなどを購入できます。
- 公式Instagram
佐倉市ゆかりのお土産
佐倉市には老舗店が多く、歴史と伝統を感じられるお土産品がたくさんあります。
豊かな文化に根差した美味しいお土産を、ぜひ堪能してみてください。
- 蔵六餅本舗 木村屋
- 創業140年を超える蔵六餅本舗 木村屋は、地元で長く愛され続ける老舗和菓子店です。縁起のよい亀甲型のお餅が入った「佐倉銘菓 蔵六餅」は代表的な和菓子で、上品な甘さと口溶けの良い餅が絶妙なバランスを醸し出しています。その他にも、佐倉城を模した「佐倉十一万石最中」や高級和菓子、饅頭などバラエティに富んだお菓子が取り揃えられています。季節ごとの限定商品や、贈り物にも最適な美しい詰め合わせも豊富。味わい深い和菓子の世界に魅了されるでしょう。
- 公式サイト
- 小川園 佐倉新町本店
- 佐倉市内には6店舗を構える小川園。お茶の専門店として長い歴史を誇り、創業以来、厳選された茶葉を使用し、香り高く風味豊かな日本茶を提供してきました。
中でも「上煎茶佐倉」は創業当時から変わらぬ製法で作られており、老若男女問わず、小川園で一番人気の商品。急須がないご家庭でも手軽に楽しめるようティーバッグ商品も用意されています。お茶だけでなく、海苔や落花生の商品も取り揃えており、お茶請けにもぴったりです。本格的な日本茶の魅力を堪能してみてください。 - 公式サイト
- 旭鶴
- 創業1830年と長い歴史を持ち、佐倉市唯一の酒蔵である旭鶴。女性杜氏が手掛ける酒造りには、繊細な技術と情熱が込められており、芳醇な香りと深い味わいが特徴です。伝統を大切にしながらも、新しい挑戦を続ける姿勢が魅力で、多くの酒好きに支持されています。酒蔵見学も可能で、製造の過程やこだわりを間近で感じることができます。
旭鶴の代表的な酒である「佐倉城」は、蔵の隣を流れる川の天然水と千葉県産の酒専用米「総の舞」を使用した地産地消の酒として名を馳せています。 - 公式サイト
佐倉市を含むおすすめモデルコース
日本遺産 北総四都市(佐倉市・成田市・佐原市・銚子市)にも選ばれ、歴史と自然が融合した佐倉市は日帰り旅行にもぴったりです。
1泊2日のプランもご用意しておりますので、時間に余裕がある方はそちらも併せてご覧ください。