釣って、遊んで、学校に泊まる!遊びも癒しも満載の養老渓谷ファミリー旅
東京都内から車で90分ほどの距離にある養老渓谷は、清流と森林に囲まれた自然豊かな里山エリアです。釣堀や収穫体験といった自然とふれあうプログラムも豊富。小学生以上のお子さんと一緒に楽しめるスポットをご紹介します。
【1日目】
自分で釣り上げたマスを、その場で美味しくいただく!
養老渓谷釣堀センター
まずチャレンジするのは、養老川の水を引いた釣堀でのマス釣り体験。昭和34年から続く、歴史ある釣堀です。
竿と餌を受け取ったら、餌を小指の先程度の大きさに丸め、釣針を包み込むように取り付けます。できるだけ遠くに針を放ったら、あとは静かに待つだけ。魚が食いついたら手首を動かして素早く引き上げ、糸を手繰り寄せて魚籠(びく)に入れます。活きのいいお魚の姿は、自然の恵みそのもの。
竿を持つことができれば、3歳のお子さんでも体験できます。家族で1本の竿を持ってもOKです。釣堀の水深は約1.2mですが、外周部は水深80cmと浅めの設計になっているので安心です。
釣った魚は併設されている食事処でいただくことができます。定番の塩焼き、フライのほか、新鮮だからこそできるお刺身もおすすめです。
養老渓谷釣堀センター
住所 千葉県夷隅郡大多喜町葛藤163-1
TEL 0470-85-0031
営業時間 10:00~22:00(釣りは日暮れまで)
定休日 毎週火曜日
料金:貸し竿(えさ付)500円/マス1尾350円
※マス釣りは10月~6月
無印良品の「泊まれる小学校」で、旬の野菜を収穫
MUJI BASE OIKAWA
1日目最後に訪れるスポットは、閉校した小学校をリノベーションし、地域体験型宿泊施設として2024年10月にオープンした「MUJI BASE OIKAWA」です。校庭や音楽室、図工室などが当時のまま残されており、観光客も地域住民もさまざまな形で利用できるマルチな施設です。
併設する「MUJIファーム」では、じゃがいも、里芋、大根、トマト、キュウリなど、四季折々の旬の野菜を育てています。宿泊客は収穫体験ができるので、ぜひトライしてみましょう。採れた野菜は宿泊棟のキッチンで調理しても、BBQやピザ(いずれも要予約)の食材に加えてもOK。自分の手で収穫した食材は、いつも以上に美味しく感じられるでしょう。
2棟の宿泊施設はもともと教室だった場所。最大10名まで泊まれるので、グループ・複数家族・三世代での宿泊に最適です。ところどころに黒板の跡や外遊び用のボールなど、小学校の面影が刻まれています。見慣れた風景である「学校」に泊まれるのは、この場所ならでは。大人にとっては懐かしく、子どもにとっては新鮮な感覚を味わえます。
MUJI BASE OIKAWA
住所 千葉県夷隅郡大多喜町小田代524-1
TEL 0470-62-6096
営業時間 10:00〜18:00 (事務局受付時間)
定休日 不定休
料金 季節により変動
【2日目】
「粟又の滝」でダイナミックな自然を感じる
粟又の滝
MUJI BASE OIKAWAで朝食をいただいたら、養老川上流の「粟又の滝」へ。落差30m、長さ100mと房総エリア最大の滝で、ゆるやかな階段状の岩肌を滑らかに流れる姿は圧巻です。県内随一の紅葉の名所としても知られ、秋には多くの観光客でにぎわいます。
道路沿いの入口から降りていくと、両岸から伸びる木々がほどよい日陰を作り、夏場はひんやりとした空気が漂っています。遊歩道沿いに歩いて滝壺まで近づけば、雄大な滝の流れに包み込まれるかのようです。
さらに左に進むと階段があるので、足元に気をつけながら上流に向かって登ってみましょう。頂上から川下を見下ろす景色は壮観!圧倒的なスケールの絶景に、大人も子供も思わず見とれてしまうことでしょう。
粟又の滝
住所 千葉県夷隅郡大多喜町粟又8-1
どの味にするか迷っちゃう!週替わりのイタリアンジェラート
山里のジェラテリア 山猫
遊び疲れたら、すぐそばにある「山里のジェラテリア 山猫」でひんやりスイーツをいただきましょう。2026年にイタリアの国際大会「SIGEPジェラート大会」で世界9位を受賞した、本格的なジェラテリアです。
こちらで提供しているのは、千葉県産の野菜やフルーツを使ったジェラート。食材は野菜ソムリエの資格を持つオーナーが、自ら農園に足を運び、味を確かめて仕入れているそうです。イチゴやミルク、チョコレートなど定番のフレーバーのほか、旬の食材を使った週替わりのもメニューも。天然蜂蜜を使ったソフトクリームも人気です。「どれにしようかな?」とみんなで悩むのも楽しい時間です。
明るい店内はテラスとテーブル席合わせて30席と広々したつくり。ベビーカーごと入店できます。お客さんの中には「ジェラートを食べて、滝で遊んで、またジェラート」という人もいるのだとか。ここでしか食べられない味が思い出に刻まれます。
山里のジェラテリア 山猫
住所 千葉県夷隅郡大多喜町粟又5-1
営業時間 土曜日/11:00~17:00 日曜日/10:00~17:00 月~金曜日/11:00~16:00
定休日 不定休(祝日は営業)
養老渓谷の「ヘソ」でいただく絶品ハンバーガー
山の駅 養老渓谷 喜楽里
ドライブ中の休憩に立ち寄りたいのが、養老渓谷エリアの中心部に位置する観光拠点「山の駅 養老渓谷 喜楽里」。地域の名産品、地元産野菜、ジビエを集めた売店や川廻しの洞窟と滝がある、養老渓谷の魅力をぎゅっと凝縮したようなスポットです。お土産もたくさん揃っています。
こだわりの食材を使ったそばやアユの塩焼き、里山で採れたジビエ肉など、養老渓谷ならではのグルメも魅力的。中でもおすすめしたいのが、こちらで出店しているキッチンカー「BIG ONEバーガー」です。
遠くからでも良く見えるオレンジ色のキッチンカーで、こだわりのハンバーガーを提供しています。独特の歯ごたえが特徴のライ麦のオリジナルバンズに国産和牛100%のビーフパティ、5日間かけて仕込む自家製スモークベーコンを合わせ、西洋わさびのソースで仕上げています。一つ一つの素材を選び抜き、製法を追求してたどり着いた究極のグルメバーガーです。店名の通り顎が外れそうなアメリカンサイズなので、豪快にかぶりつきましょう!
山の駅 養老渓谷 喜楽里
住所 千葉県夷隅郡大多喜町小田代148-24
TEL 0470-85-0005
営業時間 4月~9月 10:00~17:00 10月~3月 10:00~16:00
定休日 年末年始※臨時休業あり
BIG ONEバーガー
営業時間 10:30~15:00
営業日 土曜・日曜
養老食堂
営業時間 10:00~15:00
定休日 木曜日
「滝見山人」が発見した神秘の滝でパワーチャージ
金神の滝
養老渓谷の最奥にある「金神の滝」は、地元で「滝見山人」と呼ばれる旅館のオーナーが、敷地の裏で発見した新名所。岩肌をつたいながらほぼ垂直に流れ落ちる、養老渓谷では落差最大の滝です。
滝までの道のりは1周約1.5㎞のハイキングコースになっています。まずは温浴施設「ごりやくの湯」の駐車場から、裏手に流れる養老川へ降りていきます。向こう岸につながる「ぺたぺた橋」はベビーカーでは通行できません。人一人が通れるほどの幅なので、慌てず渡りましょう。
そこから山道を登っても、川沿いに歩いても金神の滝にたどりつけます。適度にアップダウンがある散策路は、食後の運動に最適。金糸梅やミツバツツジなど、四季折々の美しい花々が目を楽しませてくれます。道中にある「知恵の穴」は、くぐると知恵がつくといわれています。
ゴールの金神の滝は、朱塗りの鳥居によって護られており、どこか神秘的な雰囲気。周囲の岩壁には「水の神」「太陽の神」「土の神」の三柱の神様の石像が祀られています。自然の恵みとご利益を感じられる、養老渓谷随一のパワースポットです。
金神の滝
住所 千葉県夷隅郡大多喜町粟又176(ごりやくの湯敷地内)
開放的な露天風呂で日頃の疲れを癒そう
ごりやくの湯
盛りだくさんの旅も終盤。最後は日帰り温泉「ごりやくの湯」で、疲れた身体を癒しましょう!養老渓谷には各旅館や施設に源泉がありますが、成分や効能は少しずつ異なっています。「ごりやくの湯」で湧出する温泉はメタケイ酸を含んでおり、肌に優しいと評判です。
メインとなるのは、雄大な渓谷美を眺めながらゆったりと寛げる露天風呂。春には桜が間近で見られ、まさに絶景です。内風呂も天井が高く開放的で、日ごろの忙しさを忘れられそうです。特に疲れがたまっていると感じたら、サウナで思いっきり汗をかいてみてはいかがでしょうか。脱衣所には男湯・女湯ともにベビーベッドがあり、お子さん連れでの利用にも配慮されています。
お風呂から上がったら、広々とした休憩スペースで一休み。どの席に座っても眺望を楽しめます。キッズコーナーにはクレーンゲームもあるので、大人がお休みしている時間も飽きさせません。
ごりやくの湯
住所 千葉県夷隅郡大多喜町粟又字ヤシウ176
TEL 0470-85-0056
営業時間 10:00~18:00(受付終了17:00)
定休日 毎週水曜日
自然体験にグルメと、見どころたっぷりの養老渓谷。現地に足を運ばないとできない体験ばかりで、大人も子どもも大満足の旅になるはず!ドキドキしたり、のんびりしたり、あっという間の1泊2日になりそうです。