ここから本文です。
官軍塚は、川津の高台に建てられています。
慶応4年(1868年)~明治2年(1869年)に及ぶ戊辰の役で旧幕府の海軍副総督榎本武揚は、北海道函館の五稜郭に拠って官軍に抵抗し、維新政府から鎮圧を命ぜられた津軽藩も容易に平定できませんでした。
津軽藩は藩主の実兄が熊本藩主であった縁故を頼り、肥後に援助を要請しました。明治2年2月12日(旧歴1月2日)援軍は米国汽船ハーマン号を雇って隊長、寺尾九郎右衛門の指揮する肥後十二番大隊、重士隊、大砲隊、五番隊、十四番隊など三百五十人が乗船、北海道に向かいました。しかし、翌日夜川津沖の岩礁地で漁師仲間が俗に「関東の鬼ヶ島」と呼ぶ難所で、大暴風雨に遭い難破してしまいました。
川津の住民は救助活動にあたりましたが200人以上の犠牲者を出してしまいました。この遭難者を埋葬、供養したのが官軍塚です。
【初日の出】
展望台からは太平洋を一望することができます。
施設名 |
市指定史跡 |
---|---|
所在地 |
千葉県 勝浦市 川津1394 |
定休日/休業日 |
無休 |
駐車場 |
あり |
施設オプション |
トイレ設備あり |
官軍塚周辺は大変景色がよく勝浦灯台、八幡岬公園と続く絶好の散策道(関東ふれあいの道)になっています。 |
車で行く |
館山自動車道、市原インターから国道297号線経由、南下して約70分、圏央道市原鶴舞インターから国道297号線経由約40分 |
---|---|
電車で行く |
JR外房線勝浦駅から車で10分 |
この情報は2021年12月13日現在の情報となります。