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ひよしじんじゃ
日吉神社は、「通称・山王さま」と呼ばれ地域の人々に親しまれています。大同2年(807年)に最澄が近江国日吉神社の御分霊を当地を巡錫にあたり、辺田村の鴇ケ嶺に勧請し山王権現と称しました。その後、嘉慶元年に大豆谷村の和泉ケ池の頂上の嶺の大宮台に遷座しました。祭神は、大山咋神を祀っています。高台に位置する日吉神社は、見事な杉並木の森が周囲を取囲んでいます。敷地5,775坪の境内には本殿(檜皮葺一間社流造向拝付)、幣殿(瓦葺)、(拝殿瓦葺)、社務所(瓦葺木造)、本殿覆屋(瓦葺木造)、屋舎(瓦葺木造)、手水舎(瓦葺木造)などがあります。
日吉神社の本殿は、一間社流れ造りです。施工及び手法から元和年間(1615年~1624年)から延宝年間(1673年~1681年)頃の建造と推定されています。桧皮葺きで向拝がつき、その柱には龍の彫刻が、また、手挾みには菊が、脇障子の一枚板には梅がそれぞれ彫られて華麗です。本殿の中央に幅150センチの入口があり、内陣には延宝5年(1677年)の神像が安置されていますが棟札はありません。社伝によれば、元和6年(1620年)の改築といわれますが、構築材、施工及び手法からみて、元和年間(1615年)から延宝年間(1683)ころに構造と推定されます。
施設名 |
日吉神社 |
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所在地 |
千葉県 東金市 大豆谷(まめざく)860 |
定休日/休業日 |
無休 |
駐車場 |
あり |
施設オプション |
トイレ設備あり |
神事の東金祭は、神輿が山車・屋台を随え氏子九区域のを巡幸する豪華な神幸祭です。承応2(1653年)年に、東金・八ケ村の農業用水池(雄蛇ケ池)の水利権をめぐる紛争がありました。御神徳により解決したことに感謝(氏子九区が報恩のため)し、寛文3年(1663年)6月15日(旧暦)に初めて祭が行われ以後隔年となりました。慶長18年(1613年)徳川家康が、御殿をこの地に築き東金御殿と称しました。後に、徳川家康が社に参拝し武運長久を祈願しました。元和6年(1620年)に徳川家康巡狩のとき、代官・高室金兵衛に命じて社殿を再興、二代将軍徳川秀忠の参拝が7回に及びました。祭礼(7月)が行われます。周辺には、丸山公園、八鶴湖(桜の名所)などがあります。 |
バスで行く |
JR東金線東金駅からバス西が丘行き「日向台4丁目」下車徒歩7分 |
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この情報は2014年9月17日現在の情報となります。