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たもんいん もくぞうびしゃもんてんおよびりょうわきじりゅうぞう
木造毘沙門天・両脇侍立像は、毘沙門堂に毘沙門天1躯と脇侍の吉祥天と善膩師童子の計3躯からなります。
毘沙門天は仏教四天王のうち北方を守る神(多聞天)と吉祥天は毘沙門天の妃、善膩師童は毘沙門天の王子です。像高は、毘沙門天像が139cm、吉祥天像が101cm、善膩師童子が96cmです。材料はカヤ材で、吉祥天像は首と胴体が一木造で、他の2像は寄木造です。解体修理のおり、毘沙門天胎内に製作の趣旨と正応2年(1289年)の紀年銘が発見されました。このことから、この三尊が鎌倉時代に平和の願いを込めて造られたことがわかります。
施設名 |
多聞院 |
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所在地 |
千葉県 印西市 松崎396 |
バスで行く |
北総線印西牧の原駅からふれあいバス南ルート「松崎」下車徒歩10分 |
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文化財 |
県指定文化財 |
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この情報は2014年9月17日現在の情報となります。