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更新日:2014年9月17日

vol.9【多古町】「多古の自然満喫&歴史探訪」コース

多古町産業経済課 菅澤さん

今回は多古町の自称”歴女”菅澤さんがお奨めする『多古の自然満喫&歴史探訪』コースを紹介します。
田んぼや山道を歩きながら、多古町の由緒あるお寺や近代建築物など、歴史遺産に触れるウォーキングコースです。
多古町と言えば、おいしい多古米と農産物ですが、自然と歴史を満喫すれば、もっと多古町が楽しくなります。
<コースお問合せ先>

多古町産業経済課経済振興係:0479-76-5404(外部サイトへリンク)

多古町の観光情報はこちら(外部サイトへリンク)

コースマップ

多古町散歩道(中地区~多古第一地区)多古の自然満喫&歴史探訪コース(PDF:871KB)

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コース概要

道の駅多古→中地区→中心市街地→あじさい公園を約半日で回るコースです。

道の駅多古 あじさい館

(1)道の駅多古 あじさい館

スタート地点は、多古町のランドマークとも言える道の駅多古あじさい館です。周囲にはのどかな田園風景が広がり、栗山川の穏やかな流れがとても気持ちいいです。栗山川両岸のあじさい遊歩道には、春は菜の花、初夏は紫陽花、秋はコスモスが咲き誇り、その美しいロケーションに、多くの方がリピーターとして訪れています。道の駅館内では、多古町の物産や加工品のお買い物が楽しめるほか、観光情報コーナーもあるので、房総観光の中継地点としてもとっても便利です。

徒歩 約30分(車3分)

日本寺(にちほんじ)

(2)日本寺(にちほんじ)

田んぼ道と山道を歩いて30分、最初に到着するのは日蓮宗の古刹「正東山日本寺」です。ここは、日蓮宗の本山として元応元年(1319)に中山法華経寺(千葉県市川市)の三世日祐上人が開いたお寺です。仏教史上有名な檀林(学校)のある寺として、小西檀林、飯高檀林とともに「関東三大檀林」と称され、隆盛期には千人もの学僧が全国から集まって勉学に励んだそうです。杉林に囲まれた参道の途中、本阿弥陀光悦の真筆として日本三額のひとつに数えられる扁額が掲げられた山門があります。現在はレプリカが飾られていますが、実物は本堂二階にあり、事前にお寺に連絡すれば、見ることができます。また、境内にはおよそ8000株のあじさいが植えられ、あじさいの名所としても有名です。(日本寺:0479-76-3745)

徒歩 約10分(車1分)

峯妙興寺(みねのみょうこうじ)

(3)峯妙興寺(みねのみょうこうじ)

つづいてのお寺は、本堂、山門などが歴史の重さを感じさせる名刹「正峰山妙興寺」です。日蓮上人の直弟子、中老の日辨(にちべん)が正安2年(1300)に創建したお寺で、二世の日忍(にちにん)の時に、現在の峰の地に移りました。山号を正峰山と改め、通称「峯の寺(みねのてら)」と呼ばれています。威風堂々たる構えの山門は明和2年(1765)に建てられ、多古藩主の定紋が附されています。ここには、弘安2年(1279)に日辨に与えた日蓮直筆の曼陀羅、立正安国論草稿のほか、日辨御持扇地紙、日祐・日尊・日親の曼陀羅、正木大膳時茂、原胤栄の制札など、多数の寺宝が所蔵されているほか、多古藩主久松氏の墓地、演劇で有名な「鏡山おはつ」のモデルとされる忠婢さつの墓もあります。(寺宝は厳重に保管されているため見学不可)

徒歩 約15分(車2分)

渋谷嘉助旧宅

(4)渋谷嘉助旧宅

日本で始めて火薬を輸入したのが多古町出身の渋谷嘉助です。明治初頭、危険を伴う爆発物の輸入は困難を極めました。度重なる苦難にも負けずに輸入しましたが、進んでダイナマイトを使用する人はいませんでした。そのような中、最初にダイナマイトを使用したのが、銅山王として有名な古河市兵衛でした。いち早く西洋諸国の技術に着眼した嘉助の先見の明によって、人力に頼っていた日本の鉱業界は急速に進展しました。嘉助の生家正門は民家としては珍しい煉瓦造で、左右が倉の長屋門風になっています。頑強なイギリス積で煉瓦を積み、半楕円形のアーチがとてもお洒落です。外壁はバットレスで区切られ、側面にある丸窓も特徴的です。国登録の有形文化財である正門は、明治43年頃に造られました。海外の技術を勉強した嘉助ならではのセンスが見てとれます。

徒歩 約10分(車2分)

浄妙寺

(5)浄妙寺

中地区の奥地に、多古町最古の寺と云われる法性山浄妙寺があります。757~764年(天平宝字年間)に創建されたと伝えられ、元々は律宗の寺院でしたが真言宗となり、貞和2年(1346)日祐によって日蓮宗に改宗され、釈迦仏を本尊とする日蓮宗寺院になりました。天正5年(1577)には多古城主牛尾胤沖の制礼があり、天正19年(1591)には徳川家康から寺領12石の寄進を受け、そののち歴代将軍から朱印状を賜りました。山門に掲げられた扁額「法性山」の文字は、寛保2年(1743)京都宝鏡寺の本覚院宮古稀の筆によるものです。またお寺を守護する金剛力士像(仁王尊)と仁王門は宝暦12年(1762)のものです。仁王尊は、すぐ近くで見ることができ、身の丈六尺三寸もある姿に圧倒されます。

徒歩 約30分(車3分)

絶景ポイント

飯土井橋

(6)絶景ポイント~飯土井橋

浄妙寺を後にすると、険しいアップダウンの道が続きますが、県道を道なりに進めば本コースの絶景スポットに到着です。高台から多古町を見下ろすロケーションは正に絶景、足の疲れも吹き飛んでしまいます。坂を下りきると栗山川に架かる飯土井橋に到着します。この飯土井橋は多古町で最も古い橋で、安永8年(1779)には既に架け替えられたと日本寺の古文書に記されています。栗山川の流れと町の移り変わりを長く見守ってきた飯土井橋を渡れば、旧多古町に突入です。

徒歩 約15分(車1分)

丸木舟

(7)丸木舟

多古町コミュニティプラザに立ち寄ってみましょう。ここは文化ホールを併設したコミュニティ施設で、ライブ、寄席をはじめ、歌や踊りの練習、華道や陶芸といった創作活動など、町民が日々利用している施設です。1階事務室の横には、栗山川流域遺跡群から出土した丸木舟が展示されています。全長7m45cmの大きな舟がほぼ原型のまま出土し、約5,500年前の縄文時代前期末に作られた最古級の舟であることがわかりました。多古町の古環境を知るにあたり、大変重要な出土遺物であるとともに、栗山川が古くから私達の生活に密に関係していたことを改めて実感させられます。

徒歩 約10分(車1分)

中心市街地

木内家住宅旧蔵

旧多古郵便局

多古藩陣屋跡

(8)中心市街地の名所(木内家住宅旧蔵・旧多古郵便局・多古藩陣屋跡)

多古町の中心市街地は、かつて城下町として栄え、趣のある古い建物が今でもいくつか残っています。仲町をまっすぐ進むと、国登録の有形文化財、木内家住宅があります。木内家はかつて米穀商を営んだ商家で、その住家は近代の商家建築の代表的なものです。道路側から店舗、倉、主屋の順に建ち、1階は重厚な石造り、2階は和風の木造で建築され、伝統と流行が混ざった特徴的な建物です。文化財でありながら、現在も住家として使用されています。中心市街地を左手に曲がり、しばらく道なりに進むと古い郵便局舎があります。多古郵便取扱所は明治39年に設置され、その後老朽化に伴い、昭和17年に現在の建物になりました。大きな窓と化粧タイルを貼ったモダンな造りが印象的で、1階は郵便事業、2階は電話交換所を行っていましたが、昭和40年に局が移転、現在は倉庫として利用されています。新しい郵便局の坂上に多古町立第一小学校があります。小学校の敷地は、かつてその全域が多古藩の陣屋でした。当時、陣屋下と呼ばれていた県道沿いには、表門、中門、裏門と門が並び、堀には朱塗りの橋が架かっていたそうです。グラウンド裏の一部残る石垣、わずかですが陣屋の面影が感じられます。石垣の上に立ち町内を見下ろすと、ここが明治維新からの中心地であり、当時の城下町の様子が目に浮かぶようです。

徒歩 約20分(車1分)

あじさい公園

(9)あじさい公園

栗山川付近はかつて、葦が生い茂り、人も近づけないほどでしたが、昭和54年から十数年かけて、両岸4kmの遊歩道、公園、道の駅と整備をすすめ、春、夏、秋には公園を中心に季節感のあるイベントも開催され、今では人気の観光スポットとして県内外から多くの方を迎えるようになりました。「道の駅多古あじさい館」が隣接するあじさい公園は、正に多古町の玄関口と言っても過言ではありません。農業を主産業とする多古町は栗山川とともに発展してきました。これからも栗山川の恵みを忘れずに、自然と歴史を大切にしていきたいものです。

さいごに

やっぱり多古町と言えば多古米!
秋は多古米の収穫時期として、9月のコスモス祭りや11月のいきいきフェスタTAKOと、食にこだわるイベントが盛りだくさんです。
どちらも秋を満喫できるイベントなので、ぜひ皆様お誘いあわせのうえ、お越しください。

多古 一口メモ

実は、道の駅多古あじさい館が今年で10周年を迎えます。
10周年記念大感謝祭として、とれたて多古米コシヒカリや、国内日帰り旅行が当たるお得な企画をご用意して皆様をお待ちしてます。
感謝祭の詳細については”道の駅多古あじさい館”までお問い合せください。

道の駅多古あじさい館 :0479-79-3456

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