ホーム > おすすめコース > 人気のモデルコース > 波の伊八めぐりコース

ここから本文です。

更新日:2014年11月28日

波の伊八めぐりコース

日本が誇る江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)は、西洋の印象派の画家たちに大きな影響を与えたと言われていますが、千葉県には、そんな葛飾北斎の作品に影響を与えたとされる彫刻師がいました。「波を彫らせたら天下一」と謳(うた)われた名工「波の伊八(なみのいはち)」です。なかでも、龍や波の表現は抜群で、「関東に行ったら波を彫るな」といわしめたほど。葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」(かながわおきなみうら)に影響を与えたといわれる行元寺の欄間(らんま)彫刻「波に宝珠(ほうじゅ)」をはじめ、県内各地に数多く残る、伊八の作品を巡る旅に出掛けてみましょう!※紹介する観光スポットの見学時間は、目安です。

大山寺(おおやまでら)(所要時間:約1時間)

奈良時代に開山したとされる大山寺(別名:大山不動)は、高蔵山(たかくらやま)の中腹にあり、境内からは長狭平野から太平洋まで一望することができます。江戸時代後期の享和2年(1802)に建てられた不動堂は、正面の「波の伊八」の龍と、本尊を安置する厨子(ずし)が県の有形文化財に指定されています。伊八の龍は、飛龍と地龍を上下に配し、波頭から立ち上る水蒸気が雲となって雨を呼ぶ様を現しています。眼下には、清澄(きよすみ)山系と嶺岡(みねおか)山系に挟まれた長狭平野が広がり、米どころ長狭に恵みの雨を降らせる二体の龍は、200年以上にわたって、東の方角を見据え続けています。

  • 住所:千葉県鴨川市平塚1718
  • 電話:04-7098-0178

車 約25分

金乗院(こんじょういん)(所要時間:約30分)

金乗院は、真言宗智山派の寺院で安房国八十八箇所弘法大師霊場の53番札所にもなっています。ここでは、初代伊八作といわれる、大日如来堂の「龍」や「酒仙の図(しゅせんのず)」などを見ることができます。「酒仙の図」では、仙人たちが宴を楽しみ、踊り出さんばかりの様子が、繊細な装飾で巧みに表現されています。この海面の揺らめきのような、柔らかな表現力が伊八の持ち味のひとつと言われています。大正時代、彫刻家の高村光雲が大日如来堂を訪れ、彫刻の秀雅さは関東では稀であると評したと言われています。

  • 住所:千葉県鴨川市打墨709
  • 電話:04-7092-2043

車 約10分

南総軒の伊八弁当

伊勢海老まるごと1匹の炊き込みご飯と蛸の炊き込みご飯のほか、外房漁師料理の「さんが焼き」や鴨川産ひじきの甘酢和えなど、シンプルながら豪華なご当地弁当。「駅弁の女王」としてメディアでお馴染みの小林しのぶさんが監修というのも注目です!お弁当の価格は1800円。5個以上からで、2〜3日前までに予約が必要となります。

  • 住所:鴨川市横渚29
  • 電話:04-7092-4651

車 約30分

石堂寺(いしどうじ)(所要時間(目安):約1時間)

クレジット「写真提供:南房総市」

和同元年(708年)に創建した天台宗の寺院で正式名称は長安山東光院石堂寺。客殿の欄間をはじめ、初代伊八の作品が数多く残っています。古代中国で親孝行とされた24人を現した「二十四孝(にじゅうしこう)」や、獅子、龍、海馬(かいば)といった端獣(ずいじゅう)などは、社寺彫刻によく見られるモチーフですが、巧みに波を配するなど、伊八らしさが随所に現れた秀作です。また同山には、国指定の重要文化財建造物4棟・仏像1躯(く)をはじめ、県・市指定文化財も多数あり、見応え十分です。

車 約20分

真野寺(まのでら)(所要時間(目安):約30分)

クレジット「写真提供:南房総市」

クレジット「写真提供:南房総市」

南房総市久保の真野にあり、「真野の大黒」の通称で親しまれている高倉山実相院真野寺(たかくらさんじっそういんまのじ)。本堂の欄間に刻まれた龍は、初代伊八の作と伝えられています。他にも、行基(ぎょうき)作とされている観音堂の本尊は、室町時代初期の作とされるお面をかぶり、ご開帳のときでも素顔を拝むことができないことから「覆面観音」と呼ばれています。近年では、小松寺の「吉祥天像」、石堂寺の「千手観世音菩薩」とともに、「安房三古寺」の通常非公開の文化財を一堂に公開するイベントも行われていますので、ホームページのチェックをお忘れなく!

車 約15分~30分

南房総温泉郷

絶景自慢の湯、美肌の湯、歴史のある湯、秘湯など、様々な湯処がある南房総市ですが、千倉町にも「南房総温泉郷」に加盟する7つの湯処があります。個性豊かな各施設が提供する温泉と質の高いサービスは、忘れ得ぬ最高の想い出となるはずです。日帰り入浴が楽しめる施設もありますので、旅の疲れを洗い流してはいかがでしょうか。