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更新日:2015年1月30日

ダイヤモンド富士

日本一の霊峰と夕陽が

富士山頂の直線上に朝日や夕陽が重なり、光輝くダイヤモンドのように見える現象を「ダイヤモンド富士」と呼びます。富士山が見える地域なら、どこからでもダイヤモンド富士が見られるというわけではなく、特定の場所や時間、そして気象条件がそろって初めて見られる貴重な瞬間です。千葉県は、夕陽によるダイヤモンド富士が、ほぼ県内全域で見られる恵まれた環境にあります。年に2度繰り広げられる“自然の芸術”を鑑賞してみませんか?

※ 「鑑賞時期」は年により1〜2日の幅があり、
あくまでも目安となります。

我孫子市(あびこし):旧村川堅固(むらかわけんご)別荘周辺の斜面緑地周辺

茨城県との県境にある我孫子市は、その昔は水運で栄え、「北の鎌倉」と称されたこともありました。「白樺派(しらかばは)」の文人をはじめ、数多くの文化人が居を構えたり、別荘を持った場所としても知られています。西洋史の大家、村川堅固もその一人。別荘を構えた周辺の斜面緑地からは、千葉県北部にまたがる湖沼「手賀沼(てがぬま)」が一望でき、その向こうには富士山が望めます。「旧村川堅固別荘」は千葉県の近代産業遺跡として我孫子市が管理し、一般にも開放されています。なお、この手賀沼周辺地域は、講道館柔道の始祖である嘉納治五郎(かのうじごろう)や、民芸運動の人々ゆかりの地としても有名です。

住所:我孫子市寿2-27-9(旧村川別荘)
鑑賞時期:1月23〜24日、11月18〜19日
アクセス:JR常磐線・我孫子駅より徒歩15分

習志野市:茜浜緑道(あかねはまりょくどう)

茜浜緑道は、習志野市営霊園と海浜公園に隣接する公園「茜浜緑地」を南北に縦断し、海沿いへと続く遊歩道で、国土交通省の「関東富士見百景」に指定されています。東京湾に面しているため、眺望は抜群。東京湾や東京都心の背景に富士山を望むことができます。東側に目をやれば、幕張新都心の高層ビル群が美しい夜景を作り出します。自然が生み出す光の絶景と、新都心の光の瞬き、その対比もぜひお楽しみください。

住所:習志野市茜浜1丁目〜3丁目
鑑賞時期:2月17日、10月24〜25日
アクセス:JR京葉線・新習志野駅より徒歩30分

船橋市:ふなばし三番瀬(さんばんぜ)海浜公園とその周辺

ふなばし三番瀬は、沿岸部の埋め立てにより失われた海岸のなかで、唯一海に触れ合える場所です。ここからは東京湾を隔てた遠景の富士山を見ることができます。特に冬場の朝夕、好天に恵まれた日は絶景です。また、春から初夏には、この湾岸地区では唯一の潮干狩り場としても人気を博しています。年間を通して多くの鳥類や、水底で生活しているアサリやゴカイなどの底生生物(ていせいせいぶつ)が観察されることから、生き物とのふれあいを求める人々が数多く訪れます。

住所:船橋市潮見町40(ふなばし三番瀬海浜公園)
鑑賞時期:2月16〜17日、10月27日
アクセス:JR京葉線・二俣新町駅徒歩25分

旭市:上永井公園(かみながいこうえん)

上永井公園は、九十九里浜東端の高台、刑部岬(ぎょうぶみさき)にあり、太平洋と九十九里浜が一望できる見晴らしのいい公園です。刑部岬は「日本の夕陽・朝日百選」、「関東の富士見百景」などにも選定される景勝地で、特に夕陽・夜景は、シーズンを通して素晴らしく、10月中旬と2月下旬にダイヤモンド富士を眺めることができます。また、毎年2月下旬には、公園内にある「飯岡刑部岬展望館〜光と風〜」で、ダイヤモンド富士を鑑賞するイベントも行われますので(2015年の開催は2月22日(日曜日))、こちらも要チェックです。

住所:旭市上永井1309-1(上永井公園)
鑑賞時期:2月25〜26日、10月15〜16日
アクセス:JR総武本線・旭駅から銚子行きバス20分、灯台入口バス停より徒歩10分

南房総市:富浦町原岡海岸

富浦町原岡海岸からは、海面が鏡のように穏やかなことからその名がつけられた鏡ヶ浦(かがみがうら)が一望でき、空気の澄んだ日や夕焼け等、季節や時間によって様変わりする富士山が見られることで有名です。青い海と水平線に浮かぶ富士山の眺めは、地域住民からも愛されている絶景です。鏡ヶ浦と富士山との美しいコラボレーションを写真に納めようと多くの写真愛好家も訪れています。

住所:南房総市富浦町原岡
鑑賞時期:5月6〜7日、8月5〜6日
アクセス:JR内房線・富浦駅より徒歩5分

情報提供:(有)ちばマガジン(外部サイトへリンク)